久田 多恵 作品展 HISADA TAE EXHIBITION

久田 多恵 作品展 ヒサダタエ サクヒンテン

HISADA TAE EXHIBITION

羊毛をフェルト化させる方法を知った時、そのやわらかな可塑性に驚きました。手に羊毛を被せて石鹸水をかけ、慎重に摩擦をかけてフェルト化させ、そっと外すと手の形を写し取ったオブジェが出来上がりました。その後手のオブジェのことは忘れていたのですが、フェルティングニードルを知った時にふと思い出し、カーディガンの袖につなげてみようと思いました。ニードルで接合部分を刺していくと徐々に袖と手のつなぎ目がなくなり、繊維同士がからみあって一体になる不思議さに、またフェルトの可能性を感じました。
作品の材料は着古した衣類とフェルトでかたちづくられた手と足です。着古した衣類は着用した人の身体のかたち、肘や膝の動きによってできる皺、摩擦でできる毛玉、過ごした空間の空気をとどめています。直接的に身体の形をあらわすものと間接的に身体の存在をにおわせるものを組み合わせ、衣服と身体の関わり、過ごしてきた時間を可視化することを試みました。

休催日

木曜日

開催時間

12:00 ～ 19:00

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会場住所

〒600-8018
京都市下京区河原町四条下ル東側・寿ビル5F

ホームページ

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