ID:51114
ライアン・ガンダー Ryan Gander
「In practice simplicity has never been a problem」
「In practice simplicity has never been a problem」
会場
TARO NASU
TARO NASU
会期
2016年7月1日(金)―7月30日(土)
展覧会概要
ライアン・ガンダー ライアン・ガンダー 「In practice simplicity has never been a problem」
Ryan Gander 「In practice simplicity has never been a problem」
7月のTARO NASUはライアン・ガンダーの個展を開催いたします。
本展で発表される新作は、playmobilを用いた立体のインスタレーション作品となる。
playmobilとはLEGOと並んで世界で愛される子ども向けの組立て式の人形(フィギュア)である。人間の特徴を職業や国籍、時代背景に合わせて単一的に表現することで知られる。
本展覧会で展示されるのは展示会場を取り囲む500体のフィギュアと、playmobilを模したかのように見える銅像10体。いずれも、パーツの組み合わせが従来のplaymobilとは異なり、見慣れたフィギュアとの違和感を感じさせる。
playmobilの個々のフィギュアデザインは、人間の類型化した個性を表現している。外面的特徴を平明に表しているという点で、文化や個性の翻訳の一形式、ある種の記号的役割をもつと言えよう。
その個々のデザインパーツが不揃いに組み替えられて人形が象られた時、私たちはその人形に対してどのようなアイデンティティーを想起するだろう? 510体の小さな人形から生まれる世界観は、人間と文化に対する「常識」という私たちの既存の価値観を大きく揺るがす。
日常に見慣れたはずのものを用いて、常に新しい気づきを与えるライアン・ガンダーは、「アートの価値は想像力を刺激すること」とも述べている。ぜひ会場でイマジネーションを巡らしてみてほしい。
- 休催日
- 日月祝
- 開催時間
- 10:00 ~ 18:00
- 火―土 10:00―18:00
イベント情報
*Reception for the Artist : 2016年7月1日(金) 18:00―20:00
会場情報
登録日:2016年7月26日