ID:49028
美術は語られる Talking about art
―評論家・中原佑介の眼
―The Viewpoint of Yusuke Nakahara
会場
DIC川村記念美術館
Kawamura Memorial DIC Museum of Art
会期
2016年2月11日[木・祝]―4月10日[日]
展覧会概要
美術は語られる ビジュツハカタラレル ―評論家・中原佑介の眼
Talking about art ―The Viewpoint of Yusuke Nakahara
美術は言葉をこえる、と言われます。
とはいえ、美術について考えるとき、知ろうとするとき、言葉はいつも不可欠となります。ひとは美術を語りたいと思い、語られた言葉は作品の周りに積み重なって、その見え方さえ変えていくものではないでしょうか。
本展では、ひとりの美術評論家の仕事から、主に1960~70年代の美術が日本で紹介され、評価されてきた過程の一側面を振り返ります。
中原佑介(1931-2011)は、戦後日本を代表する美術評論家のひとりです。理論物理学を学んだ京都大学理学部在学中に『美術批評』誌の評論募集で一席(1955)に選ばれ評論活動を開始しました。前衛を支持し、理論的な評論を多数手がけて長く第一線で活躍しています。
中原は国内外の多くの作家たちと交流し、美術評論家として画廊などのパンフレット、雑誌、画集、カタログ、書籍など、さまざまなメディアに文章を書きました。それらの評論文は同時代の美術活動に社会性を与え、作品評価をかたち作る要因になっていきます。
本展では中原の元に残されていた美術コレクションから約40点を選んで、当館所蔵の関連作品約50点とともに展覧し、当時の出版物等を交えてご紹介します。
- 主催者
- DIC株式会社
- 協賛・協力等
- 後援=千葉県、千葉県教育委員会、佐倉市、佐倉市教育委員会
- 休催日
- 月曜 (ただし3月21日[祝]は開館)、3月22日[火]
- 開催時間
- 9:30 ~ 17:00
- 入館は16:30まで
- 観覧料
- 一般 1,000円、学生・65歳以上 800円、小中学生・高校生 600円
- ※20名以上の団体は100円引き
2月14日[日]はDIC株式会社創業記念日につき入館無料 - 展覧会ホームページ
- http://kawamura-museum.dic.co.jp/exhibition/next.html
イベント情報
● シンポジウム
3月6日[日] 13:30―16:00
パネリスト:中村宏 (画家)、福住廉 (美術評論家)、渡部葉子 (慶応義塾大学アートセンター教授)
詳細は当館ホームページでご確認ください。
● 学芸員によるギャラリートーク
2月11日[木・祝]、3月5日[土]、3月12日[土] 14:00―15:00
本展担当学芸員が展覧会の解説を行います。
予約不要 14:00 エントランスホール集合
● ガイドツアー
毎日 14:00―15:00
(シンポジウム、ギャラリートーク開催日を除く)
ガイドスタッフがコレクション展示をご案内します。
予約不要 14:00 エントランスホール集合
会場情報
DIC川村記念美術館 DICカワムラキネンビジュツカン
Kawamura Memorial DIC Museum of Art
- 会場住所
-
〒285-8505
佐倉市坂戸631 - ホームページ
- https://kawamura-museum.dic.co.jp/
登録日:2016年2月2日