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宇佐美圭司 回顧展 Usami Keiji : A Retrospective

絵画のロゴス

Logos of Paintings

会場

和歌山県立近代美術館

THE MUSEUM OF MODERN ART,WAKAYAMA

会期

2016.3.1 [火]―4.17 [日]

展覧会概要

宇佐美圭司 回顧展 ウサミケイジカイコテン 絵画のロゴス

Usami Keiji : A Retrospective Logos of Paintings

宇佐美圭司は、現代美術を扱うパイオニア的な場であった南画廊で1963(昭和38)年、彗星のごとくデビューして以来、日本を代表する画家として活躍を続けた。その制作は、今日の美術の問題を絵画によって明示し、それに回答を試みるものであった。
1940(昭和15)年、大阪府吹田市に生まれた宇佐美は、画家を志して独学で制作を始め、南画廊での初個展で注目を集めて以後、個展を中心に作品発表を続けた。画面の抽象化を徹底的に押し進めた《還元》シリーズの後、徐々に画面に現れた人間の身体の形は、1965(昭和40)年の『ライフ』誌に掲載されたワッツ暴動の写真から抜き出された4つの人型に集約され、以後の作品の基本的な主題となっていく。1972(昭和47)年の「第36回ヴェネツィア・ビエンナーレ」では日本代表に選ばれるなど、その作品は高く評価され、また多摩美術大学、武蔵野美術大学、京都市立芸術大学で教鞭を執り、後進の育成にも当たった。著述も活発に行い、1980(昭和55)年の『絵画論』など美術についての論考も多く発表し、ルネサンス以来の知性の業としての美術を追求し続けた。
この展覧会は、宇佐美が2012(平成24)年に没してから、関西圏ではその画業を振り返る初の機会である。

休催日
月曜日 ただし3月21日(月・振替休日)は開館し翌22日(火)休館
開催時間
9:30 ~ 17:00
入場は 16:30まで
観覧料
一般 510(410)円、大学生 300(250)円
( )内は20名以上の団体料金
高校生以下、65歳以上、障害者の方、県内に在学中の外国人留学生は無料 / 3月26日(土)は「紀陽文化財団の日」として大学生無料
展覧会ホームページ
http://www.momaw.jp/exhibit/now/post-95.php

イベント情報

講演会
岡﨑乾二郎氏 (美術家)
「宇佐美圭司 の パトスとロゴス」
3月21日(月・振替休日) 14時より
2階ホールにて 先着120名

展示解説
3月13日(日)、20日(日・祝)、4月2日(土)、17日(日)
いずれも午後2時より、展示室にて

会場情報

和歌山県立近代美術館 ワカヤマケンリツキンダイビジュツカン

THE MUSEUM OF MODERN ART,WAKAYAMA

会場住所
〒640-8137
和歌山市吹上1-4-14 (和歌山城となり)
ホームページ
https://www.momaw.jp/
更新日:2016年3月15日
登録日:2015年7月14日