ID:46443
第1期 コレクション展
●『名品ベストⅠ』
●『宮崎の美術Ⅰ―1960年代の芸術―』
●『器の美 ~銘に込めた思い~』
●『瑛九の世界Ⅰ』
●『現代イタリア彫刻の巨匠たち』
会場
宮崎県立美術館
MIYAZAKI PREFECTURAL ART MUSEUM
会期
平成27年4月24日(金)~7月7日(火)
展覧会概要
第1期 コレクション展 ダイ1キ コレクションテン ●『名品ベストⅠ』
●『宮崎の美術Ⅰ―1960年代の芸術―』
●『器の美 ~銘に込めた思い~』
●『瑛九の世界Ⅰ』
●『現代イタリア彫刻の巨匠たち』
名品ベストⅠ
宮崎県立美術館では、「郷土出身作家及び本県にゆかりのある作品」「わが国の美術の流れを展望するにふさわしい作品」「海外のすぐれた作品」の3つの領域を作品収集の柱としています。
開館20周年を迎えた現在、総収蔵点数は4,000点を超え、全国に誇り得る充実したコレクションになっています。
展示室1では、このコレクションの中から、ピカソをはじめとする海外作家の名品、日本美術史に大きな足跡を残している川合玉堂や和田英作などの国内作家の名品、宮崎県を代表する瑛九ほかの郷土作家の名品を選りすぐって紹介します。
多彩なコレクションの魅力をご堪能ください。
宮崎の美術Ⅰ
1960年代は、日本経済が高度成長期を迎え、1回目の東京オリンピックが開催された時代でした。そのような時代背景のなか、国内の美術界においても、大きな転換期を開く前衛的な表現を志向する動きが盛んになり始めていました。それまでの美術概念は大きく転回し、描象表現や、色や形などの要素を極端に少なくしたミニマル・アートなど、多様な表現が見られるようになります。
ここでは、こうした1960年代に制作された、郷土作家の作品を紹介します。
器の美 ~銘に込めた思い~
茶碗などの器には、「銘」と呼ばれる名がつけられているものがあります。
「銘」の由来には、来歴や作者を表すもの、作品にまつわるエピソード、故事や過去の逸話などからの引用など、様々なものがあります。また、持ち主が、作品の形や釉薬の具合からイメージを得て、「銘」をつける場合もあります。「銘」は、作家や作品にかかわる人々の作品への親しみや愛着、思いを知ることのできるひとつの手がかりともなります。
ここでは、本県出身の陶芸家・松山祐利の作品を紹介します。各作品につけられている「銘」を、ご鑑賞の手がかりともしてみてください。
瑛九の世界Ⅰ
宮崎市出身の瑛九(本名:杉田秀夫)は、生涯を通じて常に新しい表現を求め、写真や版画、油彩など様々な技法に取り組み、多くの作品を残しました。またその作風も、初期から晩年に至るまで、印象派やシュルレアリスム(超現実主義)風、抽象的な作品など、多彩に変化しました。
20代でフォト・デッサン集『眠りの理由』を刊行し、一躍美術界で脚光を浴びた瑛九は、エッチングやリトグラフなどの様々な技法や表現を模索した後に、その集大成ともいえる、点描による絵画空間へとたどり着きました。
今回の展示では、油彩や版画など、各領域の代表的な作品に加え、瑛九が愛したものたちや愛をテーマに描いた作品も併せて紹介します。
没後50年以上経て、今なお色あせることのない瑛九作品の魅力をお楽しみください。
現代イタリア彫刻の巨匠たち
長い歴史と伝統を持つイタリア彫刻の世界は、現代に至るまで数多くの偉大な作家を輩出しています。現代イタリア彫刻は、マルティーニ、マリーニ、マンズーの3人の作家から始まったといわれています。
ここでは、光と影を意識し彫刻の絵画的表現を追求したマルティーニ、対象を緊張感のある力強い形態で表現したマリーニ、深い人間洞察による優美な表現に達したマンズーの作品に加えて、その後登場した、グレコら新しい具象へ向かう作家たちの作品を紹介します。
現代イタリア彫刻を代表するとともに、世界の具象彫刻に大きな影響を与えた巨匠たちの作品をご堪能ください。
- 観覧料
- ※観覧無料
- 展覧会ホームページ
- http://www.miyazaki-archive.jp/bijutsu/box/collection.html
会場情報
宮崎県立美術館 ミヤザキケンリツビジュツカン
MIYAZAKI PREFECTURAL ART MUSEUM
- 会場住所
-
〒880-0031
宮崎市船塚3-210 (県総合文化公園内) - ホームページ
- https://www.miyazaki-archive.jp/bijutsu/
登録日:2015年6月16日