ID:45685
春の江戸絵画まつり
動物絵画の250年 250 Years of Animal Pictures
悩んで萌える江戸時代
想像を巡らせ、境界に悩み、萌える
会場
府中市美術館
FUCHU ART MUSEUM
会期
3.7 [土]―5.6 [水]
前期 3.7 [土]―4.5 [日]
後期 4.7 [火]―5.6 [水]
前期 3.7 [土]―4.5 [日]
後期 4.7 [火]―5.6 [水]
展覧会概要
春の江戸絵画まつり 動物絵画の250年 ドウブツカイガノ250ネン
250 Years of Animal Pictures
大自然の中で動物と出会った時や、身近な動物を見つめている時、私たちは、人とは別の「生命」の不思議さに思いを寄せ、言葉にならない感慨を抱きます。一方で、人はまた、自らの暮らしのため、動物をさまざまに使ってきました。畏れ、愛おしさ、そして悩ましさなど、人が動物に対して抱く気持ちは一通りではありません。
動物という存在から、人は色々な美術を生み出しました。とりわけ江戸時代の動物絵画は、本当に多彩です。中世からの伝統を受け継ぐ作品はもちろんのこと、個性的な画家による楽しい作品も数多くあります。多くの人たちが絵を「楽しむ」時代になったことが、その一因でしょう。「芸術とはこうあるべきだ」といった考え方に必ずしも縛られない時代だったので、人と動物との多様で複雑な関係が、ありのまま作品に映し出されている面もあるように思われます。
もし動物が人と同じことを演じたらどうなるだろう、こんな動物がいたら面白いのに……頭のなかで広がる想像の世界を描いた作品には驚かされます。また、伊藤若冲の描く鶏のように、動物の姿や動きから触発されて、思わぬ斬新な造形が生まれることもありました。さらには、動物が呼び起こす、得も言われぬ風情やおかしさ、そして、愛おしくて仕方ない気持ちや切なさ……江戸時代の動物絵画は、遠い昔というよりも、むしろ私たちと何ら変わらない人々の動物への気持ちや、動物を描く楽しさを伝えてくれるのです。
本展は、2007年に開催した「動物絵画の100年 1751-1850」の続編です。前期、後期あわせて、およそ160点の作品をご覧いただきます。
- 主催者
- 府中市美術館
- 休催日
- 月曜日 (5月4日を除く)
- 開催時間
- 午前10時 ~ 午後5時
- 入場は4時30分まで
- 観覧料
- 一般 700円(560円)、
高校生・大学生 350円(280円)、
小学生・中学生 150円(120円) - *( )内は20名以上の団体料金。
*未就学児および障害者手帳等をお持ちの方は無料。
*常設展もご覧いただけます。
*府中市内の小中学生は「府中っ子学びのパスポート」で無料。
2度目は半額!
観覧券をお求めいただくと、2回目は半額になる割引券がついています(本展1回限り有効) - 展示替え情報
- 全作品の展示替えを行います。
前期 3月7日(土)―4月5日(日)
後期 4月7日(火)―5月6日(水) - 展覧会ホームページ
- http://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/kikakuten/kikakuitiran/dobutu250.html
イベント情報
○20分スライドレクチャー
毎週日曜日 午後2時と3時の2回 講座室 無料
○展覧会講座
5月2日(土)
江戸の動物絵画―その多彩さを生んだもの
金子信久 (当館学芸員)
5月4日(月・祝)
動物絵画―外国と日本
音ゆみ子 (当館学芸員)
いずれも午後2時 講座室 無料
○子ども向けイベント「どうぶつ探検隊!」
会期中随時
展覧会を見ながら「探検隊ワークシート」のクイズに挑戦。観覧料が必要ですが、府中市内の小中学生は、「府中っ子学びのパスポート」で入場できます。年齢制限はありませんので、大人の方の参加もお待ちしております。
会場情報
府中市美術館 フチュウシビジュツカン
FUCHU ART MUSEUM
- 会場住所
-
〒183-0001
府中市浅間町1-3 (都立府中の森公園内) - ホームページ
- https://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/
- 問い合わせ先
- ハローダイヤル 03 (5777) 8600
登録日:2015年3月3日