ID:45229
館蔵品展
十八世紀の江戸絵画
会場
板橋区立美術館
ITABASHI ART MUSEUM
会期
平成27(2015)年2月28日(土)~3月29日(日)
展覧会概要
館蔵品展 十八世紀の江戸絵画 18セイキノエドカイガ
世界的にみた18世紀は、産業革命によって近代化が始まり、アメリカ独立やフランス革命により、市民を中心とする社会制度への流れが生まれた時代です。
日本における18世紀は元禄末から寛政にわたり、幕府の財政が苦しくなる一方で、経済力を持った都市の町人階級から個性豊かな文化が生まれました。京都地方で伊藤若冲、池大雅、曾我蕭白、円山応挙が活躍する一方、1731年の沈南蘋 (しんなんびん) 来舶に触発された江戸地方での南蘋派の大流行や、1765年を起点とした錦絵の創始など、この頃より江戸地方から発信される絵画文化が生まれ始めました。1774年に完成した『解体新書』に代表される蘭学の隆盛により、西洋の画法に影響を受けた洋風画が再び流行したことも重要です。
本展では、板橋区立美術館の館蔵作品と寄託作品により、英一蝶 (はなぶさ いっちょう) とその一門、南蘋派、江戸の洋風画など、18世紀の江戸を中心として、狩野派や民間画壇から生まれた多彩な江戸絵画の表現を紹介します。また、今年度ご寄贈いただいた新出の狩野探幽「探幽縮図 (たんゆうしゅくず)」など3点を初公開します。
- 主催者
- 板橋区立美術館
- 休催日
- 月曜日
- 開催時間
- 9:30 ~ 17:00
- (入館は16:30まで)
※ただし、3月14日(土)は「赤塚梅まつり」開催に合わせ 20:00まで開館 (入館は19:30まで) - 展覧会ホームページ
- http://www.itabashiartmuseum.jp/main/exhibition/ex150228.html
イベント情報
◆記念講演会「神仏の軽口・鳥獣の愚痴 ―江戸の文芸と絵画の遊び」
18世紀江戸の文芸が、ときにユーモアを交えつつ見つめたモチーフについて、展示作品に即してお話いただきます。
講師:小林ふみ子 (法政大学文学部日本文学科教授)
とき:3月1日(日) 15:00~16:30 (14:00 開場予定)
当館1階講義室にて、申込不要、聴講無料、先着100名、当日直接会場へお越しください。
◆講演会「2013、2014年度寄贈作品の紹介 ―新出の探幽縮図を中心に」
講師:佐々木英理子 (板橋区立美術館学芸員)
とき:3月28日(土) 15:00~16:30 (14:00 開場予定)
当館1階講義室にて、申込不要、聴講無料、先着100名、当日直接会場へお越しください。
◆ギャラリートーク
担当学芸員が展示作品について解説します。
8日(日)、22日(日)、29日(日)
いずれも14:00~14:30、申込不要、参加無料、当日直接2階展示室ロビーへお越しください。
会場情報
板橋区立美術館 イタバシクリツビジュツカン
ITABASHI ART MUSEUM
- 会場住所
-
〒175-0092
板橋区赤塚5-34-27 - ホームページ
- https://www.city.itabashi.tokyo.jp/artmuseum/
- 問い合わせ先
- テレフォンサービス 03-3977-1000
登録日:2015年1月20日