ID:45160
わが愛憎の画家たち
針生一郎と戦後美術
アヴァンギャルドを見つめつづけた反骨の評論家の足跡
会場
宮城県美術館
THE MIYAGI MUSEUM OF ART
会期
2015年1月31日|土|―3月22日|日|
展覧会概要
わが愛憎の画家たち 針生一郎と戦後美術 ハリウイチロウトセンゴビジュツ
仙台市出身の針生一郎(1925-2010)は、文芸評論から出発しましたが、1950年代に刊行された雑誌『美術批評』に芸術論や展覧会評を寄稿して注目され、中原佑介、東野芳明とともに“美術評論の御三家”と呼ばれる存在となりました。戦後、美術が自律した芸術表現として純粋性の追求に向かう潮流の中で、針生は一貫して「社会と人間」という視点をもって、作家たちの表現行為と作品を批評してきました。そして、行動する評論家として、晩年までさまざまな文化運動にも関わり続けました。現実を見据え、そこに前衛としての芸術家の在り方と創作の意義を問い続けた針生の思想と活動は、敗戦から今日に至る日本の美術史に、ひとつの地下水脈を形成してきたといえましょう。この展覧会では、主に1950~70年代に針生が関わった芸術運動や展覧会に焦点をあて、著書『わが愛憎の画家たち』などで論評した作家と作品を紹介し、ひとりの評論家の視線を通して戦後美術史を再読します。
- 主催者
- 宮城県美術館/読売新聞社/美術館連絡協議会/ミヤギテレビ
- 協賛・協力等
- 協賛=ライオン/清水建設/大日本印刷/損保ジャパン日本興亜
助成=芸術文化振興基金 - 休催日
- 毎週月曜日
- 開催時間
- 午前9時30分 ~ 午後5時
- 発券は午後4時30分まで
- 観覧料
- 一般 1,000(900)円 / 学生 800(700)円 / 小・中学生・高校生 400(300)円
- ( )内は20名以上の団体
- 展覧会ホームページ
- http://www.pref.miyagi.jp/site/mmoa/exhibition-20150131-s01-01.html
イベント情報
■映画上映会
①『日本心中 針生一郎・日本を丸ごと抱え込んでしまった男』
監督=大浦信行 出演=針生一郎、大野一雄ほか
2001年 90分(DVD版) 1月31日(土) / 2月22日(日)
②『9.11―8.15 日本心中』
監督=大浦信行 出演=針生一郎、重信メイ、金芝河ほか
2005年 145分(DVD版) 2月1日(日) / 2月21日(土)
会場:アート・ホール(入場無料) 各日とも午後1時30分~
■美術館講座:「戦後の美術と批評をめぐって」
3月1日(日)
「戦後からの出発―日本の前衛芸術家たち」
池田龍雄氏 (画家)
3月8日(日)
「批評の英雄時代―戦後美術と戦後批評の成立」
光田由里氏 (美術評論)
3月15日(日)
「現代美術と批評 (仮題)」
椹木野衣氏 (美術評論・多摩美術大学美術学部教授)
3月22日(日)
「批評の闘争/事物の思考―針生一郎を読む」
沢山遼氏 (美術評論)
会場:アート・ホール(聴講無料) 各日とも午後1時30分~ (90分程度)
*要事前申込 申込先:当館教育普及部(022-221-2114)
■まちなか美術講座
2月7日(土) 「美術評論家針生一郎が見た戦後美術」
三上満良 (当館副館長)
会場:東北工業大学一番町ロビー 午後1時~
■学芸員による展示解説
2月11日(水・祝) / 2月28日(土)
*各日とも午後2時~、観覧券をお求めの上、2階展示室入口にお集まりください。
会場情報
宮城県美術館 ミヤギケンビジュツカン
THE MIYAGI MUSEUM OF ART
- 会場住所
-
〒980-0861
仙台市青葉区川内元支倉34-1 - ホームページ
- https://www.pref.miyagi.jp/site/mmoa/
登録日:2015年1月13日