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特別展

生誕110年 海老原喜之助展 EBIHARA KINOSUKE 1904-1970

A retrospective for the 110th anniversary of his birth

詩情、浪漫―
「アンファンテリブル ―恐るべきこども―」と呼ばれた画家

会場

下関市立美術館

SHIMONOSEKI CITY ART MUSEUM

会期

2014 11/15(土)~12/28(日)

展覧会概要

特別展 生誕110年 海老原喜之助展 セイタン110ネン エビハラキノスケテン

EBIHARA KINOSUKE 1904-1970 A retrospective for the 110th anniversary of his birth

1904年鹿児島市に生まれた海老原喜之助は19歳で渡仏し、パリで藤田嗣治を師とするや早々にデビューを果たした早熟の才能です。雪景色の連作など1920年代末から30年代はじめの制作は、「エビハラの青」と称賛された色彩に代表される清新な感覚が評価され、エコール・ド・パリの次を担うひとりと期待されるまでとなりました。
1933年に帰国した海老原は、名作《曲馬》(1935年、熊本県立美術館蔵)で母国の洋画界に衝撃を与え、詩情あふれる洗練された作品を相次いで発表。とくに若い画家たちの熱烈な支持を受け、彼らのパレットを一変させたといわれます。第二次世界大戦末期には、郷里に近い熊本県内に疎開し、戦後も人吉市、熊本市と15年にわたり居住。南九州を拠点に後進の鍛錬と地方文化の振興に奮闘しながら、記念碑的な作品群を生み出しました。そして1960年代に入り、あらためて「一兵卒」としての再出発を期し、九州を離れ神奈川県逗子へ、さらにはフランスへと挑戦の場を求めましたが、惜しくも1970年、パリで66年の生涯を閉じます。
画家の生誕110年を記念した久々の回顧展である本展では、油彩画の代表作約80点のほか、版画や陶彫、陶器の絵付、近年発見された膨大なデッサン群からの紹介も交えた出品で、熾烈な画業の全貌に迫ります。

主催者
下関市立美術館、毎日新聞社、tysテレビ山口
休催日
毎週月曜(祝日の11月24日は開館)
開催時間
9:30 ~ 17:00
入館は16:30まで
観覧料
一般 900円(720円)、大学生 700円(560円)
※( )内は団体(20名以上)料金
※18歳以下、70歳以上の方および高等学校、中等教育学校、特別支援学校に在学の生徒は無料
展覧会ホームページ
http://www.city.shimonoseki.yamaguchi.jp/bijutsu/2014ebihara.html

イベント情報

■講演会「海老原喜之助―表現の源泉を求めて―」
日時 11月30日(日) 14時~
講師 山西健夫氏 (鹿児島市立美術館副館長)

■美術講座
●講座①「画家・海老原喜之助の歩み」
日時 12月7日(日) 14時~
講師 岡本正康 (下関市立美術館学芸係長)

●講座②「海老原喜之助と1930年代の絵画」
日時 12月14日(日) 14時~
講師 濱本 聰 (下関市立美術館館長)

※以上はいずれも下関市立美術館講堂にて / 聴講無料

■ギャラリー・トーク (学芸員による展示解説)
日時 11月22日、12月20日 いずれも土曜日・14時~
※入場には観覧受付(観覧券購入等)が必要。

◆上記のほか下関市立美術館・梅光学院大学連携の展覧会関係アート・プログラム(実技体験等)を実施します。詳細は下関市立美術館ウェブサイト、下関市の広報誌にて告知します。

会場情報

下関市立美術館 シモノセキシリツビジュツカン

SHIMONOSEKI CITY ART MUSEUM

会場住所
〒752-0986
下関市長府黒門東町1-1
ホームページ
http://www.city.shimonoseki.yamaguchi.jp/bijutsu/
更新日:2014年10月21日
登録日:2014年5月7日