ID:42441

企画展

岡本太郎と潜在的イメージ TARO OKAMOTO: Potential Images

―パリの仲間たち

ピカソ、ミロ、アルプ、ブラッサイ、マッソン、ダリほか

会場

川崎市岡本太郎美術館

TARO OKAMOTO MUSEUM OF ART,KAWASAKI

会期

2014.4/19[土]▶7/6[日]

展覧会概要

企画展 岡本太郎と潜在的イメージ オカモトタロウトセンザイテキイメージ ―パリの仲間たち

TARO OKAMOTO: Potential Images

岡本太郎の作品には、主題となるモチーフと共に、全体が顔となるように構成されたダブル・イメージによる作品が、少なからずあります。岡本は、こうした表現方法を、第二次世界大戦前に、1930年から40年まで滞在したパリでの活動の中で修得したものと考えられます。
岡本はパリに滞在中、アンドレ・ブルトン、マックス・エルンスト、ヴァシリー・カンディンスキー、アンドレ・マッソン、サルバトール・ダリ、マン・レイ、ブラッサイなど、多くの芸術家と交流しました。1933年には、岡本は、ハンス・アルプやオーギュスト・エルバンらの紹介により、前衛芸術家のグループ「アプストラクシオン・クレアシオン」に、最年少の作家として参加しました。
アプストラクシオン・クレアシオンとは、1931年2月に、パリで抽象画家や彫刻家によって結成されたグループで、1930年代を代表する抽象芸術の運動体です。非具象芸術に対して広く門戸を開き組織も穏やかだったためか、メンバーの構成は国際性豊かで、数百名にのぼったと言われています。
アプストラクシオン・クレアシオンの作家たちの活動は、夢や非合理を標榜するシュルレアリスムに対抗し、科学や技術に基礎を置いて結成された抽象芸術グループとも、その両者を融合させようとしたグループとも理解されています。また、心理学的な影響を受けた作品が多かったこともあり、近年では「潜在的イメージ」を活用した芸術表現を探求したグループとして紹介されてもいます。
本展では「潜在的イメージ」をキーワードに、セザンヌ、ルドン、マン・レイらの作品とともに岡本太郎の作品に残存しつづけたパリの芸術思潮をご紹介致します。

主催者
川崎市岡本太郎美術館
協賛・協力等
協力/株式会社ショウエイ
休催日
月曜日(5月5日を除く)、4月30日(水)、5月7日(水)
開催時間
9:30 ~ 17:00
入館は16:30まで
観覧料
一般900(720)円、高・大学生、65歳以上700(560)円
※( )内は20名以上の団体料金 ※中学生以下は無料
※本料金で常設展もご覧いただけます

イベント情報

「岡本太郎と潜在的イメージ」展
記念講演会(入場無料)
●演題:「潜在的イメージと岡本太郎」
●講師:藤原貞朗氏 (茨城大学人文学部教授)
●日時:2013年6月15日(日)14:00~
●会場:川崎市岡本太郎美術館
ガイダンスホール
●主催:川崎市岡本太郎美術館

ギャラリートーク
担当学芸員による展示解説です。展覧会の見どころ、作品の背景や作家にまつわるエピソードなどを知ることで、作品の新たな見方や楽しみ方がひろがります。
日程:2014年5月25日(日)、6月8日(日)、6月22日(日)
時間:各日14:30~15:30
料金:無料(ただし観覧料が必要です)

その他、関連イベントは、当館ホームページで随時お知らせします。
http://www.taromuseum.jp

会場情報

川崎市岡本太郎美術館 カワサキシオカモトタロウビジュツカン

TARO OKAMOTO MUSEUM OF ART,KAWASAKI

会場住所
〒214-0032
川崎市多摩区枡形7-1-5
ホームページ
https://www.taromuseum.jp/
更新日:2014年6月24日
登録日:2014年4月1日