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洲之内徹と現代画廊 Sunouchi Toru and Gendai Gallery:

昭和を生きた目と精神

The Eye and Spirit of the Showa Period

会場

宮城県美術館

THE MIYAGI MUSEUM OF ART

会期

2013年11月2日(土)–12月23日(月)(祝)

展覧会概要

洲之内徹と現代画廊 スノウチトオルトゲンダイガロウ 昭和を生きた目と精神

Sunouchi Toru and Gendai Gallery: The Eye and Spirit of the Showa Period

2013(平成25)年は、文学者、画廊主、美術収集家、そしてエッセイ「気まぐれ美術館」の書き手として知られる洲之内徹(1913-1987)が生まれてちょうど100年目にあたります。愛媛県松山市に生まれた洲之内は、東京美術学校建築科在学中、左翼運動に加わって同校を退学となり、戦時中は軍嘱託として中国に渡りました。帰国後小説を書き始め、芥川賞候補に三度なりますが受賞することはありませんでした。1959(昭和34)年、戦時中に知り合った作家の田村泰次郎(1911-1983)の現代画廊に入社し、1961年からはその経営を引き継いで、個性あふれる数多くの作家を紹介しました。また1974年からは『芸術新潮』誌上に「気まぐれ美術館」の連載を始め、その独特の語り口は多くの熱心な読者を獲得し好評を博しましたが、1987(昭和62)年帰らぬ人となりました。
洲之内が最後まで手放さなかった「洲之内コレクション」は宮城県美術館に収蔵されています。本展では、このうちの半数をこえる作品のほか、彼の著作の中で語られた作品、現代画廊の初期や洲之内が引き継いだ後の作家の作品など、総数約190点と関係資料によって、洲之内徹と美術との関わりをあらためて見直します。このことは昭和を生きた一人の人間の足跡を通じ、戦後の新しい近代美術史像が生成される過程のひとこまを垣間見ることであるとともに、なぜ人はかくも美術に愛着をもつのかという問いに思いをはせることともなるでしょう。

主催者
宮城県美術館、NHK仙台放送局、NHKプラネット東北、河北新報社
協賛・協力等
後援=仙台市教育委員会、TBC東北放送、仙台放送、ミヤギテレビ、KHB東日本放送、Date fm 助成=芸術文化振興基金
休催日
月曜日(ただし、11月4日、12月23日は開館
11月5日は休館)
開催時間
午前9時30分 ~ 午後5時
発券は4時30分まで
観覧料
一般1000(900円)、学生800(700円)、小・中・高校生300(200円)
カッコ内は20名以上の団体料金
展示替え情報
●会期中展示替えを行います。
展覧会ホームページ
http://www.pref.miyagi.jp/site/mmoa/exhibition-20131102-s01-01.html

イベント情報

講演会
●「洲之内徹の遺したもの」
大倉宏 (美術評論家)
11月24日(日)、午後2時~ アート・ホール、入場無料

●展示解説
当館学芸員
11月10日(日)、12月1日(日)、12月22日(日)、午後2時~
観覧券をお持ちの上、2階展示室入口にお集まりください。

●まちなか美術講座「洲之内徹と美術」
和田浩一 (宮城県美術館学芸員)
12月7日(土)、午後1時~2時30分
東北工業大学一番町ロビー4階ホール、入場無料、予約不要

会場情報

宮城県美術館 ミヤギケンビジュツカン

THE MIYAGI MUSEUM OF ART

会場住所
〒980-0861
仙台市青葉区川内元支倉34-1
ホームページ
https://www.pref.miyagi.jp/site/mmoa/
更新日:2013年11月5日
登録日:2013年5月14日