ID:3802
清朝の宮廷を飾った時計
根津美術館開館60周年記念名品展 第九部
会場
根津美術館
NEZU MUSEUM
会期
2002年2月22日(金) ~ 2002年3月31日(日)
展覧会概要
清朝の宮廷を飾った時計 シンチョウノキュウテイヲカザッタトケイ 根津美術館開館60周年記念名品展 第九部
開館60周年記念名品展の掉尾には、清朝の宮廷で高い評価を受けていた時計が華やかに登場致します。これは18世紀にヨーロッパから請来された時計を中心にしたもので、当時の宣教師たちが、皇帝への贈り物としたのが始まりでした。時計は現在では日常的な道具ですが、その当時は稀少価値の高いもので、特権階級しか所有出来ませんでした。清朝末には北京の宮殿や各地の離宮に4,000個ほどの時計が置かれ、その精巧なからくりの動きの面白さや、奏楽の可愛らしい音が喜ばれていたと言われております。また、天然宝石と同じく珍重されていた、色つきのガラスをふんだんにちりばめた装飾性の高さから、別名『宝飾時計』とも呼ばれております。
今回は当館所蔵の19個の時計を展示致します。特に60周年を記念してこの中から2個を修理し、そのからくりと奏楽を蘇らせました。日本で唯一、清朝の宮廷ゆかりのカリオン(奏楽)時計をお楽しみ頂けることと存じます。併せて清時代の工芸品を出陳致します。
- 主催者
- 根津美術館
- 休催日
- 月曜日・月曜日が祝休日の場合翌日
- 観覧料
- 一般 1000円
学生 700円 - 展覧会ホームページ
- http://www.nezu-muse.or.jp/
- 展覧会問合わせ先
- ハローダイヤル03-5777-8600
会場情報
登録日:1999年3月31日