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棚田康司「たちのぼる。」展 TANADA Koji Exhibition “Rise”
会場
練馬区立美術館
NERIMA ART MUSEUM
会期
2012年9月16日[日]~11月25日[日]
展覧会概要
棚田康司「たちのぼる。」展 タナダコウジ「タチノボル。」テン
TANADA Koji Exhibition “Rise”
彫刻家、棚田康司は、これまで一貫して「人間」を、そして「少年少女」を彫り続けてきました。棚田の約20年に亘る制作活動の中でも、とりわけ重要なモチーフとして存在し続けているのは「少年少女」です。それは、すでに子供ではないけれど、まだ大人でもない少年少女のように、あいまいな境界線に漂う存在が棚田の制作テーマであるためです。不安定さや繊細さ、そして危うさを秘めた彼らは、我々が気づいていない人間としての本質的な部分を露わにした存在とも言えるかもしれません。モチーフは変わらずとも、少年少女の形態は作品ごとに変化を帯びています。それは木という自然物を材料としているためでもありますが、加えて棚田の彼らを捉える視点の変化によるものです。
「棚田康司―たちのぼる。」展と題した本展は、棚田にとって東京の美術館における初の個展となります。大学院修了作品から新作まで、また制作過程のスケッチなども含め、棚田の一連の作品群を網羅します。
また、「たちのぼる。」という言葉は、煙のイメージから湧き出たものです。それは新作のタイトルに由来するものでありますが、煙のようにゆらゆらと揺れながら、天空へ昇っていく少年に、あらゆる試練に遭遇しつつも、ひとりの人間として上昇するイメージ、また上昇して欲しいという思いが集約されています。本展を通して、棚田の作品世界に触れて頂くと同時に、現代美術における木彫の一側面を捉える機会となりましたら幸いです。
- 主催者
- 練馬区立美術館/日本経済新聞社/フジテレビジョン
- 協賛・協力等
- 助成:公益財団法人 花王芸術・科学財団
協力:ミヅマアートギャラリー - 休催日
- 月曜日(但し、9月17日[月・祝]、10月8日[月・祝]は開館、翌日休館)
- 開催時間
- 午前10時 ~ 午後6時
- 入館は午後5時30分まで
- 観覧料
- 一般500円/高・大学生および65~74歳300円/中学生以下および75歳以上無料(その他各種割引制度あり)
- 巡回等情報
- [巡回予定] 伊丹市立美術館
2013年4月6日(土)~5月26日(日) - 展覧会ホームページ
- http://www.city.nerima.tokyo.jp/manabu/bunka/museum/tenrankai/tanada2012.html
イベント情報
アーティスト・トーク
棚田氏によるギャラリー・トーク。
9月22日(土)、10月27日(土)15:00~1時間程度
※10月27日はミヅマアートギャラリーのディレクター三潴末雄氏との対談となります。(事前申込不要)
ワークショップ
棚田氏と一緒に、木彫に挑戦します。
10月20日(土)、10月21日(日)の2日間 10:30~16:00
〈申込締切10月5日(金)必着〉(事前申込制・抽選、対象は2日間とも参加可能な小学5年生~大人、定員は15名、有料)
声優、銀河万丈氏による読み語り 貫井図書館共同主催
読み語り題目:朱川湊人『あした咲く蕾』、他
10月7日(日) 15:00~16:30
〈申込締切9月21日(金)必着〉(事前申込制・抽選、対象は中学生以上、定員は70名)
特別講演会
①暮沢剛巳氏(東京工科大学デザイン学部准教授)「未性者*と表現」
10月6日(土) 14:30~16:00〈申込締切9月21日(金)必着〉
*未性者=作品における性の在り様が固定されておらず、未成年男子、未成年女子、成年男子、成年女子の四者間を揺れ動くことを意味する棚田氏の造語。
②武笠朗氏(実践女子大学教授)「日本の木彫像」
11月17日(土) 14:30~16:00〈申込締切11月2日(金)必着〉
(事前申込制・抽選、対象は中学生以上、定員は各回70名)
こども講演会
小倉絵里子氏(高崎市タワー美術館学芸員)「仏像ってなんだ?木彫ってなんだ?」
11月24日(土) 14:30~16:00〈申込締切11月9日(金)必着〉
(事前申込制・抽選、対象は小学3~6年、定員は30名)
*アーティスト・トーク、読み語り、各講演会への参加には、展覧会チケットが必要です。
アーティスト・トークは当日チケットのみ有効。
読み語り、各講演会は当日以外のチケットも有効、各会場受付にて係員にご提示ください。
申込方法:①イベント名②住所③氏名(ふりがな)④年齢(学年)⑤電話番号を記入の上、往復ハガキまたはEメール(museum@city.nerima.tokyo.jp)にて練馬区立美術館へ。
Eメールのタイトルは、「(希望イベント名)申込」と記載すること。尚、1通のハガキ・Eメールで2名までご応募頂けます。連名で記入してください。複数の講演に申込の際は、1つの講演につき1通のハガキ・Eメールを出してください。
まとめてのご応募はできません。
※詳しくは当館ホームページ、ねりま区報をご覧ください。
会場情報
練馬区立美術館 ネリマクリツビジュツカン
NERIMA ART MUSEUM
- 会場住所
-
〒176-0021
練馬区貫井1-36-16 - ホームページ
- https://www.neribun.or.jp/museum.html
登録日:2012年9月5日