ID:35066
特別展
頼朝と重源 Shōgun Yoritomo and the Monk Chōgen
東大寺再興を支えた鎌倉と奈良の絆
Bonding Kamakura and Nara for the Revival of Tōdai-ji
会場
奈良国立博物館
NARA NATIONAL MUSEUM
会期
2012.7.21(土)~9.17(月・祝)
展覧会概要
特別展 頼朝と重源 ヨリトモトチョウゲン 東大寺再興を支えた鎌倉と奈良の絆
Shōgun Yoritomo and the Monk Chōgen Bonding Kamakura and Nara for the Revival of Tōdai-ji
治承4年(1180)の南都焼き討ちにより、東大寺は伽藍の大半を失うとともに、日本仏法の象徴たる盧舎那大仏(るしゃなだいぶつ)にも甚大な被害が及びました。この未曾有の法難に際し、仏法を再生すべく大勧進(だいかんじん)として再興事業を指揮したのが俊乗房重源(しゅんじょうぼうちょうげん)です。重源は後白河法皇(ごしらかわほうおう)の支援のもと大仏の鋳造や大仏殿の建立などを次々に成し遂げますが、建久3年(1192)に法皇が崩ずると、その後を受けた源頼朝(みなもとのよりとも)が最大の外護者となります。頼朝は資金や物資の調達のみならず、大仏殿安置の巨像群の造立を御家人に分担させるなど、まさに「大檀越(だいだんおつ)」と称されるにふさわしい活躍でこの大事業を支えました。
本展では、運慶(うんけい)・快慶(かいけい)らによって生み出された新時代の幕開けを象徴する仏像の数々や、重源の思想が色濃く反映された宝物、再興の経過や当時の時代の空気を伝える品々を一堂に集め、また大勧進を引き継いだ栄西(ようさい)・行勇(ぎょうゆう)の活躍にも光を当てることで、半世紀余りに及ぶ再興の軌跡をたどります。
- 主催者
- 奈良国立博物館、東大寺、鶴岡八幡宮、朝日新聞社
- 協賛・協力等
- 共催:NHK奈良放送局
後援:文化庁、神奈川県、鎌倉市、奈良県、奈良市
協賛:大伸社
協力:日本香堂、仏教美術協会 - 休催日
- 毎週月曜日[ただし8月13日は開館]
- 開催時間
- 午前9時30分 ~ 午後6時
- 毎週金曜日および8月5日(日)~14日(火)は午後7時まで
※入館は閉館の30分前まで - 観覧料
- 一般 (当日)1,200円 (前売)1,000円 (団体)1,100円
高校・大学生 (当日)800円 (前売)600円 (団体)700円
小・中学生 (当日)500円 (前売)300円 (団体)400円 - ※前売券の販売は6月21日(木)から7月20日(金)までです。
※観覧券は、近鉄、阪神電鉄の主要駅(阪神電鉄は当日券のみ販売)、近畿日本ツーリスト、JR東海ツアーズ、JTB、日本旅行、ローソンチケット、チケットぴあ、CNプレイガイド、イープラス(http://eplus.jp)、などで販売します。
※団体は20名以上です。
※障害者手帳をお持ちの方(介護者1名を含む)は無料です。
※この観覧料金で名品展(なら仏像館、青銅器館、西新館)もご覧になれます。 - 展覧会ホームページ
- http://www.asahi.com/event/yoritomo-chogen/
イベント情報
公開講座
■7月28日(土)
「源頼朝と奈良・京都―政治と宗教―」
杉橋隆夫(立命館大学特任教授)
■8月11日(土)
「東大寺の鎌倉再興にみる伝統と革新」
山口隆介(奈良国立博物館学芸部研究員)
■9月8日(土)
「源頼朝が東大寺再興にもたらしたもの」
塩澤寛樹(日本橋学館大学副学長・教授)
※各回とも午後1時30分~3時(午後1時に開場し、入場券を配布します)。当館講堂にて。定員194名。
聴講無料(入場の際には、展覧会の観覧券もしくはその半券、国立博物館パスポート等をご提示ください)。
会場情報
奈良国立博物館 ナラコクリツハクブツカン
NARA NATIONAL MUSEUM
- 会場住所
-
〒630-8213
奈良市登大路町50 - ホームページ
- https://www.narahaku.go.jp/
登録日:2012年7月11日