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特別展

生誕100年 丸木俊・絵本原画展

~いのちへのまなざし~

会場

下関市立美術館

SHIMONOSEKI CITY ART MUSEUM

会期

2012年7月26日(木)-9月9日(日)

展覧会概要

特別展 生誕100年 丸木俊・絵本原画展 セイタン100ネン マルキトシ・エホンゲンガテン ~いのちへのまなざし~

夫・丸木位里との共同制作〈原爆の図〉で知られる丸木俊(1912~2000)は、絵本作家としても活躍し、生涯に150冊を超える絵本や挿絵、装丁の仕事を手がけ、高い評価を受けています。本展は、生誕100年を記念し、丸木俊の世界を絵本原画を中心にご紹介します。
北海道秩父別に生まれた俊は、旭川高等女学校から東京女子美術学校(現女子美術大学)に進み、洋画を学びました。卒業後モスクワや南洋パラオを訪れ、二科展などに出品しています。広島出身の丸木位里と結婚し、原爆投下直後の広島を訪れ、後に彼とともに代表作〈原爆の図〉を完成させます。
一方、絵本制作の活動は、南洋での体験を生かした『ヤシノ木ノ下』(1942年)の刊行から始まります。戦後は世界や日本の民話を題材にした絵本を数多く制作し、1971年にブラティスラヴァ国際絵本原画展でゴールデンアップル賞を受賞、1980年代には『ひろしまのピカ』を始めとする記録絵本シリーズにより、絵本にっぽん大賞等数々の賞を受賞しました。
俊の絵本は繊細な線描や色鮮やかな点描、水墨の滲みやぼかしを生かした水彩表現と、多彩な作風で独自の創作世界を展開しています。時に切ないまでに美しい画面の中に、命あるものに寄せる俊のまなざしを感じることができます。
本展では、丸木俊の初期から晩年までの絵本原画を中心に、油彩作品や丸木位里との共同制作「原爆の図」、丸木俊の制作活動にも影響を与えた姑丸木スマの天真爛漫な作品も併せて展示します。絵本制作を通して彼女が何を見つめ、表現したのか展観いたします。

主催者
下関市立美術館 朝日新聞社 yab山口朝日放送
協賛・協力等
協力:原爆の図丸木美術館
企画協力:アートシード
休催日
月曜日
開催時間
午前9時30分 ~ 午後5時
入館は午後4時30分まで
観覧料
一般800円(640円)、大学生600円(480円)
*( )内は20名以上の団体料金
*70歳以上、18歳以下の方及び高等学校、中等教育学校と特別支援学校に在学の生徒は無料。
展覧会ホームページ
http://www.city.shimonoseki.yamaguchi.jp/bijutsu/2012maruki.html

イベント情報

▶大人のためのお話し会 (対象:中学生以上)
日時・出演:9月1日(土) おはなしのはら
9月2日(日) 黒瀬 圭子
いずれも午後2時から
場所:美術館講堂 (聴講無料)

会場情報

下関市立美術館 シモノセキシリツビジュツカン

SHIMONOSEKI CITY ART MUSEUM

会場住所
〒752-0986
下関市長府黒門東町1-1
ホームページ
http://www.city.shimonoseki.yamaguchi.jp/bijutsu/
更新日:2012年9月17日
登録日:2012年6月9日