ID:33823

いわて創作版画の系譜

「近現代木版画展」

会場

萬鉄五郎記念美術館

YOROZU TETSUGORO MEMORIAL MUSEUM OF ART

会期

第一部:近現代の版画 4月21日[土]~6月24日[日]
第二部:現代の版画 6月30日[土]~8月26日[日]

第一部:近現代の版画 4月21日[土]~6月24日[日]
第二部:現代の版画 6月30日[土]~8月26日[日]

展覧会概要

いわて創作版画の系譜 「近現代木版画展」 キンゲンダイモクハンガテン

創作版画とは、明治末期から大正期にかけて沸き起こった版画運動を起源とし、伝統的な錦絵の分業スタイルに対し、下絵の作成から彫り、摺りのすべてを一人で行う自画自刻自摺の、主に木版画を指します。いわばそれまでの工芸的な版画から、芸術性を前面に押し出した近代日本の成長過程のなかに現われた美術運動でした。
日本創作版画協会が大正7年に結成され、その第1回展に萬鉄五郎も出品しています。彼自身、版画には大正初期から取り組み、表現主義的な作品が知られ、版画も表現の一形態として、晩年にいたるまで断続的に発表しています。このように岩手の創作版画の起源をひも解けば、萬鉄五郎に行き着きます。萬を基点として、創作版画の岩手という地域的括りのなかで、大正期から現代までの流れを見ていこうとするのが本展のねらいです。
今日、版画の技法も多様化し、その概念さえも揺らぎつつあり、新たな地平を切り開こうとしているのも版画という表現手法の特徴といえます。たしかに創作版画といっても、初期からその技法は木版画に限られるものではなく、銅版画をその概念で制作したものもあって、創作版画を木版に限定するのはいわば片手落ちということになります。
そこで今回は、岩手創作版画の系譜の第1弾として、木という素材に限定し、技術的な変遷もさることながら、木版を通して表現性がどのように培われ、変遷してきたか検証を試みたいと思います。近代から現代まで14人の版画作家によって、2部構成でその表現性をみていきます。

主催者
萬鉄五郎記念美術館 岩手日報社
協賛・協力等
《後援》
岩手日日新聞社、盛岡タイムス社、河北新報社盛岡総局、朝日新聞盛岡総局、読売新聞盛岡支局、毎日新聞盛岡支局、産経新聞盛岡支局、日本経済新聞社盛岡支局、NHK盛岡放送局、IBC岩手放送、テレビ岩手、めんこいテレビ、岩手朝日テレビ、花巻ケーブルテレビ、株式会社エフエム岩手、ラヂオもりおか、奥州エフエム、えふえむ花巻
休催日
月曜日(月曜日が祝日の場合、その翌日)
※但し5月1日は開館します。
開催時間
8時30分 ~ 17時
入館は16時30分まで
観覧料
一般/500円(450円) 高校・大学生/300円(250円) 小・中学生/200円(150円)
*( )内は20名以上の団体料金
展覧会ホームページ
http://www.city.hanamaki.iwate.jp/sightseeing/yorozu/1332813748894.html

イベント情報

第32回萬鉄五郎祭
【日時】5月3日[木・祝]14時~ 【会場】萬鉄五郎記念美術館
[式 典]献花、「鉄人独語」朗読など
[お茶会]10時~16時 お茶券1,000円(1席、2席共通、美術館入館料含)

アート&クラフト《土澤》マーケット
日時:5月3日[木・祝]、4日[金・祝]10時~16時 会場:萬鉄五郎記念美術館前庭&土澤商店街〈雨天決行〉

ギャラリーコンサート
日時:7月15日[日]14時~ 会場:萬鉄五郎記念美術館《入場無料》
演奏者:「弦楽四重奏ラトゥール・カルテット」 メンバー=山口あうい、馬場雅美、熊谷啓幸、三浦祥子

会場情報

萬鉄五郎記念美術館 ヨロズテツゴロウキネンビジュツカン

YOROZU TETSUGORO MEMORIAL MUSEUM OF ART

会場住所
〒028-0114
花巻市東和町土沢5-135
ホームページ
https://www.city.hanamaki.iwate.jp/bunkasports/bunka/1019887/yorozutetsugoro/1002101.html
更新日:2012年5月3日
登録日:2012年4月26日