ID:33782
京都市美術館コレクション展 第1期
Masterpieces from the Permanent Collection 1
井田照一 ida shoich
版の思考・間の思索
Thoughts on the Print, Meditations on the Between
会場
京都市美術館
KYOTO MUNICIPAL MUSEUM OF ART
会期
2012年4月7日(土)‐6月17日(日)
展覧会概要
京都市美術館コレクション展 第1期 井田照一 イダショウイチ 版の思考・間の思索
Masterpieces from the Permanent Collection 1 ida shoich Thoughts on the Print, Meditations on the Between
Thoughts on the Print, Meditations on the between「表面は間である」ことを発見した井田照一は,「僕は垂直と水平のあいだにどのように自分の位置を描けるかということ」を意味づけた作家です。日々展開し続ける作品は1960年代からの現代のアートシーンを駆け抜けた作家の証でもあります。初期の版画作品ではポップアート風なイメージを組み合わせた作品を制作しました。そして,ある時ジョン・ケージにもらったドーバー海峡の石に啓示を受けます。「紙の上に置いていた石を動かすと,長い年月のあいだに紙の上に石の痕跡がうっすらついていた」ことを発見します。“Surface is the Between”をコンセプトにもつ作品制作が始まります。作者は「表現」とは紙の表面に表現されるのではなく,加える力と受ける力の「あいだ」に現れるという,時と空間のなかに誕生する新たな造形論にいたります。その後Garden projectでは既成の紙を土と同化させたカルマを示しました。カルマ(業)は同時にスピリチュアリティ(霊性)のことであり,人間の営みの証が表面に現れてくると考えました。本展覧会では井田照一の展開し続ける作品を通して,日本の戦後美術が時代の中で何を求めていたのか,作家は何故創作活動をするのかを紹介します。
- 主催者
- 京都市
- 休催日
- 月曜日(ただし,4月30日(月・祝)を除く)
- 開催時間
- 午前9時 ~ 午後5時
- ただし,入場は4時30分まで
- 観覧料
- 大人500円(400円),小・中学生300円(200円)
- ()内は20名以上の団体料金。京都市内在住の70歳以上の方(敬老乗車証等の提示で確認),障害者の手帳等を提示の方,市内に在住又は通学している小・中学生及び高校生,市内に在住又は通勤している18歳以下(2013年3月31日時点)の方は無料。
- 展覧会ホームページ
- http://www.city.kyoto.jp/bunshi/kmma/exhibition/collect_1-2012.html
イベント情報
◎ギャラリートーク
5月20日を除く各日曜日11時-12時
会場にて(要入場券) 講師/尾崎眞人(当館学芸課長)
◎講演「井田照一の版画と京都の版画」
5月13日(日)14時から15時
講師/尾崎眞人(当館学芸課長)
◎講演「井田照一の間という思索」
6月3日(日)14時から15時
講師/尾崎眞人(当館学芸課長)
◎ワークショップ
「鳴らせぺーパードラム」4月29日(日)13時-16時
ペーパードラムを作り,ドラムを鳴らし,行進しよう。
小学生30名(応募多数の場合は抽選)
◎美術館探検パスポート事業
「絵に中に隠れているものを探し,お話を作ろう」
5月6日(日)13時-16時(小学1年生から小学4年生,20名)
※詳しくは美術館問い合わせ075-771-4107
会場情報
京都市美術館 キョウトシビジュツカン
KYOTO MUNICIPAL MUSEUM OF ART
- 会場住所
-
〒606-8344
京都市左京区岡崎円勝寺町124 - ホームページ
- http://www2.city.kyoto.lg.jp/bunshi/kmma/
登録日:2012年4月26日