ID:33711
ソンエリュミエール、そして叡智 Son et Lumière, et sagesse profonde
会場
金沢21世紀美術館
21stCenturyMuseumofContemporaryArt,Kanazawa
会期
9月15日[土]→2013年3月17日[日]
展覧会概要
ソンエリュミエール、そして叡智 ソンエリュミエール、ソシテエイチ
Son et Lumière, et sagesse profonde
近代市民社会は経済発展及び科学技術により豊かさと自由を獲得してきたかにみえる。情報化社会において迅速さ快適さ手軽さが幸福であり、有益な価値であると見なされてきた。しかし同時に、その利益を追求するために人間生活は益々管理されることになった。つまり、自分が属する社会の制度と権力に支配されているということである。2011年3月の東日本大震災と福島での原子力発電所事故は、安全と幸福と自由という社会の基盤を根底から覆した。人間の自由を実現するための民主主義社会が選びとってきた経済システムや社会システムは、今や人間社会の継続を脅かすものとなってしまった。
「ソンエリュミエール、そして叡智」では、そんな絶望の中にありながら、世の中の矛盾に正面から向き合い、立ち続けようとする人間の可能性を探る。ここに紹介される作家の表現は、人間社会を鋭い眼差しで捉え、その膿みをあぶり出す。あるいは絶望自体も取り込み、半ば自虐的ともいえる手法で、それでも生き抜こうとする現代人の姿を映し出そうとする。彼らの表現は、不自由で身動きのとれない人間社会の構造を暴く。絶望を未来への種として、苦痛と混沌の渦中にもがくはかなくも生命ある存在として人間の有り様を見つめる。
本展は、先行して開催中の「ソンエリュミエール―物質・移動・時間」展(2012年4月28日-11月4日)と連動して展開します。それぞれを第一章、第二章とし、1年を通して、「音と光」という言語から想起される現代人の内面や外的環境を思索します。この秋(9月15日-11月4日)には第一章と第二章が融合します。
- 主催者
- 金沢21世紀美術館[公益財団法人金沢芸術創造財団]
- 協賛・協力等
- 後援:スイス大使館
- 休催日
- 月曜日(9月17日、10月8日、12月24日、1月14日、2月11日は開場)、9月18日、12月4~13日、25日、12月29日~1月1日、1月15日、2月12日
- 開催時間
- 10:00 ~ 18:00
- 金・土曜日は20:00まで
- 観覧料
- 一般1000円(800円)、大学生800円(600円)、小・中・高生400円(300円)、65歳以上の方800円
- ※( )内は団体料金(20名以上)及び前売りチケット料金
「ス・ドホ ―パーフェクト・ホーム」との共通観覧券(2012年11月23日から2013年3月17日) 一般1700円(1400円)、大学生1400円(1100円)、小・中・高生700円(600円)、65歳以上の方1400円 - 展覧会ホームページ
- http://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=19&d=1397
イベント情報
■オープニング記念プログラム
アーティスト・トーク
出演:秋山陽、木村太陽、サイトウ・マコト、田嶋悦子、Chim↑Pom ほか
日時:9月15日(土) 13:30― (開場12:30)
場所:金沢21世紀美術館 レクチャーホール
料金:無料(ただし、当日の本展観覧券が必要)
定員:先着60名
梅田哲也パフォーマンス
日時:9月15日(土) 18:00―
場所:金沢21世紀美術館 展示室内
料金:無料(ただし、当日の本展観覧券が必要)
定員:先着60名
※詳細は決定次第ウェブサイトにて発表します。
■「サンセット~サンライズ・アーク」
光庭プロジェクト 特別講演会
講師:パトリック・ブラン、日比野克彦
モデレーター:北出智恵子(金沢21世紀美術館/本展キュレーター)
日時:9月30日(日) 14:00―17:00
場所:金沢21世紀美術館 レクチャーホール
料金:無料(ただし、本展観覧券が必要)
定員:先着60名
※プログラムは都合により変更になることがあります。詳細は当館ウェブサイトをご覧ください。
※その他プログラムについては、当館ウェブサイトにて随時ご案内いたします。
会場情報
金沢21世紀美術館 カナザワ21セイキビジュツカン
21stCenturyMuseumofContemporaryArt,Kanazawa
- 会場住所
-
〒920-8509
金沢市広坂1-2-1 - ホームページ
- http://www.kanazawa21.jp/
- 問い合わせ先
- 076-220-2800
登録日:2012年4月21日