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泉屋博古館分館開館10周年PARTⅢ

近代日本洋画の魅惑の女性像

-モネ・印象派旗挙げの前後-

会場

泉屋博古館分館

SEN-OKU HAKUKO KAN TOKYO

会期

7月7日[土]~9月23日[日]

展覧会概要

泉屋博古館分館開館10周年PARTⅢ 近代日本洋画の魅惑の女性像 キンダイニホンヨウガノミワクノジョセイゾウ -モネ・印象派旗挙げの前後-

泉屋博古館コレクションの柱のひとつに近代洋画をあげることができます。この蒐集には、当初、住友家第十五代家長・吉左衞門友純(号・春翠)がかかわることとなりますが、明治30年の米・欧州の外遊によって各国の美術館、博物館などを訪問。文化財保護の重要性、さらに富豪が文化事業のために果たすべき責任を心に秘めたことが与っていると思われます。事実、春翠は、その洋行時に今回出品するクロード・モネの「サン=シメオン農場の道」、「モンソー公園」を購入し、日本にもたらしていますが、これは、わが国への印象派の導入の、最も早い例のひとつとして貴重なことであり、さらに印象派の旗揚げ展(1874年)に前後する作品で、モネの作風変化が認められ、興味深いものともなっています。
本展では、明治初期洋画壇の巨匠、浅井忠の水彩画、その門下の梅原龍三郎、さらに岸田劉生ら京都洋画壇に深く係わった画家や、文部省美術展覧会に出品された藤島武二「幸ある朝」、岡田三郎助「五葉蔦」、山下新太郎「読書の後」、渡辺ふみ子「離れ行く心」、渡辺與平「ネルの着物」など、さらに和田英作「こだま」、梅原「姑娘卿々弾琵琶図」、岸田「麗子六歳之像」、「二人麗子図(童女飾髪図)」、中川紀元「少女」、小磯良平「踊り子二人」、森 芳雄「女性たち」などの女性を描いた作品群を特集展示し、画家の資質の違いを比較鑑賞していただくこととしました。

休催日
月曜日
(ただし、7月16日は開館、17日は休館・9月17日は開館、18日は休館)
展覧会ホームページ
http://www.sen-oku.or.jp/tokyo/program/index.html

会場情報

泉屋博古館分館 センオクハクコカントウキョウ

SEN-OKU HAKUKO KAN TOKYO

会場住所
〒106-0032
港区六本木1-5-1
ホームページ
https://www.sen-oku.or.jp/tokyo/
更新日:2012年8月23日
登録日:2012年3月31日