ID:32865

靉嘔 ふたたび虹のかなたに AY-O:OVER THE RAINBOW ONCE MORE

会場

東京都現代美術館

MUSEUM OF CONTEMPORARY ART, TOKYO

会期

2012年2月4日[土]⇒5月6日[日]

展覧会概要

靉嘔 ふたたび虹のかなたに アイオウ フタタビニジノカナタニ

AY-O:OVER THE RAINBOW ONCE MORE

生命力溢れる靉嘔の世界。その初期から新作までを網羅する回顧展を開催します。1931年、茨城県に生まれた靉嘔は、1950年代、池田満寿夫らと共にデモクラート美術家協会に参加し、明るい色彩の油彩画を発表し注目されました。1958年にはニューヨークに渡り、知覚によって認識される世界を具体的な物との対話によって改めて捉えようとする中で、箱の穴に指を入れ鑑賞する《フィンガー・ボックス》や、周囲の環境を取り込んだインスタレーション等、絵画の枠にとどまらない人間の五感に訴える作品が生まれます。日常の事物や行為そのものがアートに変換された1960年代、靉嘔の「エンヴァイラメント」と呼ばれるインスタレーションは先駆的な表現として注目されました。音楽家、詩人、美術家等ジャンルを超えたアーティスト達が交わり、パフォーマンスや印刷物の製作等を通し、今日のアートの多様性のあリ方に一つの礎を築いたグループ「フルクサス」のメンバーとしてオノ・ヨーコやナム・ジュン・パイクらと共に活動します。やがて、線で描く絵画を拒否し、引用したモチーフに赤から紫までの可視光線(スペクトル)を重ねる「虹」の作品が生まれ、ヴェニス・ビエンナーレ(1966年)での発表等を経て、靉嘔は「虹のアーティスト」として国内外で知られるようになります。靉嘔の虹との格闘は、版画、絵画、インスタレーションと様々な形式により、現在まで続いています。本展では、数多くの虹のシリーズやパフォーマンスのドキュメントの他、触れて楽しむ体験型のインスタレーションや192色の虹色で描かれた30mにおよぶ新作、1987年にエッフェル塔にかけられた300mの虹の帯等を大規模に展示します。展示室いっぱいに広がる靉嘔のオプティミスティックな世界をお楽しみください。

主催者
公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会
協賛・協力等
協賛:ライオン、清水建設、大日本印刷、損保ジャパン、日本テレビ放送網
後援:アメリカ合衆国大使館
休催日
月曜日 ※ただし4/30(月・祝)は開館、5/1(火)は休館
開催時間
10:00 ~ 18:00
入場は閉館の30分前まで
観覧料
一般 1100円 大学・専門学校生/65歳以上 850円 中高生 550円小学生以下は無料
※20名様以上の団体は2割引 ※小学生以下、障害者手帳をお持ちの方と付添者2名、第3水曜日に観覧する65歳以上は無料 ※本展のチケットで「MOTコレクション」もご覧いただけます。
展覧会ホームページ
http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/131/

イベント情報

2012年3月下旬 靉嘔によるパフォーマンスのイベントを開催予定
※詳細は決まり次第東京都現代美術館ホームページにてご案内いたします。

会場情報

東京都現代美術館 トウキョウトゲンダイビジュツカン

MUSEUM OF CONTEMPORARY ART, TOKYO

会場住所
〒135-0022
江東区三好4-1-1(木場公園内)
ホームページ
https://www.mot-art-museum.jp/
問い合わせ先
03-5777-8600
更新日:2012年2月20日
登録日:2012年2月18日