ID:3217
井津建郎「アジアの聖地:石造遺跡―光と影」
会場
清里フォトアートミュージアム
KIYOSATO MUSEUM PHOTOGRAPHIC ARTS
会期
2001年7月20日(金) ~ 2002年1月13日(日)
展覧会概要
井津建郎「アジアの聖地:石造遺跡―光と影」 イヅケンロウ「アジアノセイチ:イシヅクリイセキ―ヒカリトカゲ」
" 「石」の持つ魅力、 また信仰の対象となった石造遺跡に惹かれ、ピラミッドやストー ン・ヘンジ、アンコール遺跡など世界の石造遺跡を、大型カメラを用いて、20年にわ たり撮影している井津建郎。優美な色調と静謐 な美しさを持つ古典技法のひとつ、プ ラチナ・プリントの制作は世界でも第一人者と言われています。
澄み切った水面 に自分自身を映すような、可能な限り透明なイメージを求めて、ひたすら遺跡と対峙する ─ 。 「写真を撮るか撮らないかは別問題で、精神的に自分が欲するものがありそうな場所へ行き、自分の心の中に何か響くものを感じた時に、シャッ ターを押す。とんでもなく不便な地に大昔から信仰の対象となった遺跡がある。 人の祈りや願いがこめられて、それが吸収されて、ただの石だった""a stone"" が ""the stone"" になっていく。」(井津建郎)井津の石造遺跡作品 には、人間が“生きていること”自身を問いかけていくような厳 しさ、あるいはやすらぎを得た精神の穏やかさに満ち、その眼差しは、過酷な自然と 時の流れに抱かれる石造遺跡とその風景に、凝縮された「光」を求め続けているかの ようです。井津にとっての撮影行為は、果てしない旅の始まりにすぎないのかもしれません。
14×20インチサイズ (約36×51cm)の大判のネガにこだわり、プラチナ印画紙を一枚 一枚手塗りで制作する理由は、井津の作品と向き合った時にあきらかに見えてくるでしょう。
本展では、 1996年に当館にて開催の「アンコール遺跡 光と影」展よりカンボジアの 作品3点を再出品する他、1993年から2000年の間、インド、ミャンマー、タイ、カン ボジア、ラオス、インドネシア、チベット、ネパール、中国など、感性に導かれるま まに巡り歩き、撮影した未公開作品を含む全75点を展示いたします。"
- 主催者
- 清里フォトアートミュージアム
- 休催日
- 毎週火曜日(祝日の場合は開館)、7月20日~9月3日までは無休
- 観覧料
- 一般800円(600円)
学生600円(400円)
中高生400円(200円)
( )内は20名以上の団体料金
小中学生以下無料
家族割引 1200円(2名以上6名まで) - 展覧会ホームページ
- http://www.kmopa.com/
- 展覧会問合わせ先
- TEL.0551-48-5599
会場情報
清里フォトアートミュージアム キヨサトフォトアートミュージアム
KIYOSATO MUSEUM PHOTOGRAPHIC ARTS
- 会場住所
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〒407-0301
北杜市高根町清里3545-1222
登録日:1999年3月31日