ID:3200

現代写真の動向 2001 outer⇔inter

会場

川崎市市民ミュージアム

Kawasaki City Museum

会期

2001年11月3日(土) ~ 2001年12月24日(月)

展覧会概要

現代写真の動向 2001 outer⇔inter ゲンダイシャシンノドウコウ 2001 outer⇔inter

川崎市市民ミュージアムでは、1989年、1995年と現代の写真表現の状況を検証するシリーズ写真展「現代写真の動向」展を2回開催してきました。新世紀を迎え、当館では、その第3回目となる写真展「現代写真の動向 2001 outer⇔inter」を開催いたします。
1990年代、現代の写真表現を巡る状況は、劇的な変貌を見せてきました。
一方で、昨年のグラフ雑誌『ライフ』の廃刊というできごとに象徴されるように、フォトジャーナリズムを支えてきた「写真は真を写す」がゆえに価値があるという素朴な考え方に揺らぎが走り、他方、デジタル技術の急速な発展によりデジタルカメラによる撮影やコンピュータによる画像の加工処理も広く行われるようになりました。また、インターネットの急速な普及は画像によるコミュニケーションに大きな変化をもたらしています。さらに、近年、写真の展覧会は、欧米のみならず日本でも、絵画等の展覧会を遥かに超える数が開催されるなど、写真は、今、最もアクティブでホットな表現領域として注目されています。こうした活性化した写真状況のなかで、私たちは、写真のありかたをいま一度根底から問い直すべき時期にさしかかっていると申せましょう。
さまざまな要素の相互作用が、現代の写真のあり方を変容させています。たとえば、デジタル⇔アナログ、海外⇔日本、写真⇔他の映像メディア、写真⇔絵画、静止画像⇔動画、画像⇔テクスト、インターネット⇔既存のネットワーク、外的世界⇔内的世界、記録⇔表現、客体⇔主体、社会⇔個人・・・。
今回のサブタイトル「outer⇔inter]は、写真を巡るさまざまな関係の相互作用のイメージを表しています。本展では、写真を巡るこうした状況を背景に、写真による表現が今日どのような様相を見せているのかを、国内外で積極的な活動を見せている現代の日本人作家9人の最近の仕事によって展望いたします。
来るべき写真表現の未来を占う展覧会です。

休催日
月曜日(12/24は開館)
観覧料
一般700円、学生500円、中学生以下および65歳以上は無料
展覧会ホームページ
http://www.kawasaki-museum.jp/
展覧会問合わせ先
044-754-4500

会場情報

川崎市市民ミュージアム カワサキシシミンミュージアム

Kawasaki City Museum

会場住所
〒211-0052
川崎市中原区等々力1-2
ホームページ
https://www.kawasaki-museum.jp/
更新日:2010年12月1日
登録日:1999年3月31日