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黒澤明生誕100年記念画コンテ展 映画に捧ぐ

会場

東京都写真美術館

TOKYO PHOTOGRAPHIC ART MUSEUM

会期

2010年9月4日(土) ~ 2010年10月11日(月)

展覧会概要

黒澤明生誕100年記念画コンテ展 映画に捧ぐ クロサワアキラセイタン100ネンキネンガコンテテン エイガニササグ

没後10年以上を経た今なお、映画界に燦然とその名前が輝き続ける巨匠、黒澤明。青年期には画家を志し、18歳で二科展入選を果たすほどの腕前でありながら、映画製作の道を選ぶと同時に「二兎を追う者は一兎も得ず」と潔く筆を折り、すべての絵画作品を焼却。それから半世紀以上を経て、映画『影武者』を製作する中で再び絵筆をとり、作品にかける熱い思いを丹念に描きあげたのが「画コンテ(=絵コンテ)」でした。以来、画コンテは黒澤にとって映画製作に欠かせない重要な創作過程の一つとなり、生涯2,000点を超す作品を残しました。
完成された映画と見比べると、その人物描写、衣装、装置、照明、構図がほぼそのままに再現されていることに驚かされます。緻密に描きあげられた画コンテの数々には、「映画の1コマ1コマが1枚の写真のように美しい」と評された黒澤映画の原点を見ることができます。
緻密で芸術的な黒澤の画コンテは、映画界のみならず美術界からも熱い注目を集めており、昨年のパリ市立プチパレ美術館、トルコ共和国イスタンブール市のペラ美術館をはじめ、世界の由緒ある美術館で画コンテ展覧会が開催されました。本展では、2,000点の画コンテから厳選した約140作品に加え、映画『夢』でゴッホ役を演じたマーティン・スコセッシ氏が所蔵する画コンテ10作品(予定)を日本で初公開。躍動感溢れる作品の数々を通じて、その芸術性の高さとともに、天才と呼ばれた黒澤がいかに緻密に準備を重ね、丁寧に真摯に映画創りと向き合っていたかをご覧ください。

主催者
ホリプロ/角川書店
休催日
月曜日(月曜日が祝日の場合は開館し、翌火曜日休館)
観覧料
一般1000(800)円、学生800(640)円、中高生・65歳以上700(560)円
※( )内は20名以上の団体及び東京都写真美術館友の会会員割引
展覧会ホームページ
http://www.syabi.com/index.shtml
展覧会問合わせ先
Tel.03-3280-0099/Fax.03-3280-0033

会場情報

東京都写真美術館 トウキヨウトシャシンビジュツカン

TOKYO PHOTOGRAPHIC ART MUSEUM

会場住所
〒153-0062
目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
ホームページ
https://topmuseum.jp/
問い合わせ先
03-3280-0099
更新日:2010年11月2日
登録日:1999年3月31日