ID:28037

無窮をみつめた画家 長谷川潾二郎展

会場

下関市立美術館

SHIMONOSEKI CITY ART MUSEUM

会期

2010年7月1日(木) ~ 2010年8月15日(日)

展覧会概要

無窮をみつめた画家 長谷川潾二郎展 ムキュウヲミツメタガカ ハセガワリンジロウテン

長谷川潾二郎(はせがわ・りんじろう、函館生まれ・1904‐1988)は、戦前から戦後にかけて長く制作を続け、独自の絵画表現を構築しました。いわゆる画壇的な世界には属さず、また時々の美術の流行にも超然とした態度をとり、結果として日本の近代美術史上極めて特異な位置を占めています。
平明かつ温厚な写実表現でありながら、白昼夢的な幻想性を帯びたその作品は、見る者に忘れ難い印象を残します。何年もかけ、納得いくまで観察しないと描かない寡作、孤高ともいえる制作態度、江戸川乱歩にも称賛された探偵小説作家としての一面、家庭環境(父・淑夫=ジャーナリストの先駆け、兄・林不忘=小説家、「丹下左膳」の作者、弟二人は文学者)など、画家潾二郎を取り巻くエピソードは数多くあります。しかし、作品発表の場が少なく、一部の識者に高い評価を受けながらも、その全体像はいまだに明確にされていません。
公立美術館として初めての回顧展となる本展は、初期から晩年までの作品を網羅し、きわめて特異なその絵画世界を検証します。近年、再評価の機運が高まる長谷川潾二郎の全貌に触れることができる、またとない機会といえます。

主催者
下関市立美術館 読売新聞社 KRY山口放送 美術館連絡協議会
休催日
月曜日(ただし祝日の7月19日は開館)
観覧料
一般900円(720円)/大学生700円(560円)
※( )内は、20名以上の団体料金。
※18歳以下、70歳以上の方および高等学校、中等教育学校、特別支援学校に在学の生徒は無料。
展覧会ホームページ
http://www.city.shimonoseki.yamaguchi.jp/bijutsu/index.html
展覧会問合わせ先
下関市立美術館 083-245-4131

会場情報

下関市立美術館 シモノセキシリツビジュツカン

SHIMONOSEKI CITY ART MUSEUM

会場住所
〒752-0986
下関市長府黒門東町1-1
ホームページ
http://www.city.shimonoseki.yamaguchi.jp/bijutsu/
更新日:2010年12月15日
登録日:1999年3月31日