ID:27163
特集陳列「二体の大日如来像と運慶様の彫刻」
会場
東京国立博物館
TOKYO NATIONAL MUSEUM (UENO PARK)
会期
2009年7月22日(水) ~ 2009年10月12日(月)
展覧会概要
特集陳列「二体の大日如来像と運慶様の彫刻」 トクシュウチンレツ「ニタイノダイニチニョライゾウトウンケイサマノチョウコク」
運慶は平安時代末期から鎌倉時代初期に活躍した仏師で、日本彫刻史上最も重要な仏師の一人です。天平彫刻が残る奈良の地で活躍した、いま慶派と呼んでいる仏師集団に所属しました。古典を学んで写実的で運動感に富む新鮮な作風を創造しました。運慶は奈良や京都の旧来の需要層にとどまらず、鎌倉幕府という新勢力の造像も多く手がけました。頼朝の岳父、北条時政(ときまさ)が発願した静岡・願成就院の諸像などがそれで、近年発見された、運慶作品と考えられる光得寺と真如苑所蔵の二体の大日如来像も、鎌倉幕府の御家人の足利義兼(よしかね)発願である可能性があります。それらの像をつうじて、関東にも運慶の作風が広がりました。
この特集では運慶自身の造像である可能性が極めて高い二体の大日如来像と、運慶工房の作品ではないかともいわれる十二神将像、関東などに残る運慶の作風にならった像、運慶の孫である康円が造った像などを展示します。
- 休催日
- 月曜日(ただし月曜日が祝日または振替休日の場合は開館し、翌火曜日に休館)
- 観覧料
- 一般600(500)円、大学生400(300)円
※( ) 内は20名以上の団体
※障害者とその介護者各1名、高校生以下及び満18歳未満、満70歳以上の方は無料。入館の際に手帳等をご提示ください。 - 展覧会ホームページ
- http://www.tnm.jp/
- 展覧会問合わせ先
- 03-5777-8600(ハローダイヤル)
会場情報
東京国立博物館 トウキヨウコクリツハクブツカン[ウエノコウエン]
TOKYO NATIONAL MUSEUM (UENO PARK)
- 会場住所
-
〒110-8712
台東区上野公園13-9 - ホームページ
- https://www.tnm.jp
- 問い合わせ先
- 03-5777-8600 (ハローダイヤル)
登録日:1999年3月31日