ID:22990

LIFE - fluid, invisible, inaudible ...

会場

NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]

NTT InterCommunication Center [ICC]

会期

2007年9月15日(土) ~ 2007年11月4日(日)

展覧会概要

LIFE - fluid, invisible, inaudible ... ライフ

《LIFE - fluid, invisible, inaudible ...》は,世界的に高い評価を受ける音楽家の坂本龍一と,京都を拠点に国内外で活躍するアーティスト・グループ「ダムタイプ」の中心メンバー高谷史郎のコラボレーションによって生み出された,音と映像のかつてない出会いを創出する新作インスタレーションです.

この作品は,1999年に初演された坂本龍一のオペラ《LIFE》(高谷史郎が映像監督として参加)を起点としながら,「fluid, invisible, inaudible(流動するもの,見えないもの,聴こえないもの)」ーーというタイトルに見られるように,21世紀を迎えてしばらく経った2007年において,《LIFE》を,その音や映像をリソースとしつつ,まったく異なる作品として解体,進化させたものです.20世紀末において,オペラというリニアで近代的な方法に対して行われた実験が《LIFE》であるとするなら,インスタレーションという形態をとる《LIFE - fluid, invisible, inaudible ...》は,ノンリニアで脱中心的な音響と映像の流動を,観客が自らその内部において体験していくものといえるでしょう.

暗い空間には,薄く水が張られた1.2m四方,30cmの高さのアクリル水槽が3×3個グリッド状に吊られ,それぞれの両端にスピーカーが設置されています.水槽の内部では超音波によって人工的な霧が発生し,透過と不透過をつなぐかのように流動的なパターンがたえず生みだされていきます.それぞれの水槽の上に設置されたプロジェクターから発される映像――水槽全体で時に連動し,時に個別の映像として出力―ーは,水と霧の織りなす動的なパターンをスクリーンとして通過することで,映像を結びつつも,たえず流れによって融解され,意味と無意味,具象と抽象との狭間をたゆたい続けます.

主催者
NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]
休催日
月曜日(月曜が祝日の場合翌日
観覧料
一般・大学生500円(400円)/高校生以下無料
*( )内は15名様以上の団体料金
* 会期中1回に限り再入場していただけます.
展覧会ホームページ
http://www.ntticc.or.jp
展覧会問合わせ先
フリーダイヤル0120-144199

会場情報

NTTインターコミュニケーション・センター[ICC] エヌティーティーインターコミュニケーション・センター

NTT InterCommunication Center [ICC]

会場住所
〒163-1404
新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー4階
ホームページ
https://www.ntticc.or.jp/
問い合わせ先
0120-144199
更新日:2010年10月29日
登録日:1999年3月31日