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森村泰昌―美の教室、静聴せよ

会場

横浜美術館

YOKOHAMA MUSEUM OF ART

会期

2007年7月17日(火) ~ 2007年9月17日(月)

展覧会概要

森村泰昌―美の教室、静聴せよ モリムラヤスマサビノキョウシツセイチョウセヨ

ゴッホの自画像やセザンヌの静物画といった名画や女優に扮したセルフポートレート作品をはじめ、映画や演劇、パフォーマンスなど幅広い活動を展開する美術家・森村泰昌(もりむら・やすまさ)。森村は、1951年、大阪に生まれ、京都市立芸術大学に学びました。1988年、ベネチア・ビエンナーレのアペルト部門に選出されて一躍注目を集め、その後も国内外で多くの展覧会や、著作によって高い評価を得ています。

横浜美術館では、1996年に国内初の大規模な個展「森村泰昌 美に至る病―女優になった私」を開催し、当時、森村とって新たな取り組みであった女優シリーズを紹介すると共に美術館の中に映画館を出現させました。同展から11年を経て、本展では美術館を教室に変え、フェルメール、セザンヌ、ゴッホ、ゴヤといった西洋美術史上の名画に扮する「美術史シリーズ」の作品に焦点をあてて、初期から現在にいたる約80点を、まるで学校で授業を行っているかのように紹介します。本展は、ホームルームにはじまり、1時間目から6時間目まで、モリムラ先生による授業(無料音声ガイド)として展開します。さまざまな「美=Bi[bi:]」について学んだ後は、最後のセクション「放課後:ミシマ・ルーム」で、一転、三島由紀夫と三島の美学を具現化したアポロンの姿になった森村泰昌に出会います。そこで私たちは、次代へ受け継がれるべき日本の美術について、森村からのメッセージを強く心に刻み込まれることでしょう。

併せて会期中には、ホームルームから放課後まで、展覧会に呼応するように関連事業(授業)を開催し、その最後を飾る「放課後の上映会」では、最新作を含むパフォーマンス映像を特別上映いたします。
「美の教室」での1日の授業は、美術の歴史を学ぶことができるだけでなく、森村作品における〈自画像〉〈ものまね〉〈笑い〉といったテーマに触れ、美術や教育のあり方について、あらためて考える機会となるでしょう。

主催者
横浜美術館[横浜市芸術文化振興財団]、朝日新聞社
休催日
木曜日
観覧料
一般1100(900)円 大学・高校生700(500)円 中学生400(300)円
( )内は20名以上の団体料金
小学生以下、障害者手帳をお持ちの方と介護の方1名無料
毎週土曜日は高校生以下無料
(生徒手帳・学生証をご提示ください)
展覧会ホームページ
http://www.yaf.or.jp/yma/
展覧会問合わせ先
045-221-0300

会場情報

横浜美術館 ヨコハマビジュツカン

YOKOHAMA MUSEUM OF ART

会場住所
〒220-0012
横浜市西区みなとみらい3-4-1
ホームページ
https://www.yaf.or.jp/yma/
更新日:2010年11月9日
登録日:2000年10月6日