ID:22193
だれも知らなかったアルフレッド・ウォリス
-ある絵描きの物語-
会場
東京都庭園美術館
TOKYO METROPOLITAN TEIEN ART MUSEUM
会期
2007年2月3日(土) ~ 2007年3月31日(土)
展覧会概要
だれも知らなかったアルフレッド・ウォリス ダレモシラナカッタアルフレッド・ウォリス -ある絵描きの物語-
イギリス、コーンウォールの港町、セント・アイヴスで船具商を営んでいたアルフレッド・ウォリス(1855-1942年)は、七十歳になってから独学で絵を描き始めた異色の画家です。その発見のきっかけは、1928年、セント・アイヴスを訪れた画家のベン・ニコルソンとクリストファー・ウッドが偶然ウォリスの家の前を通りかかり、壁に掛かった彼の絵を眼にしたことによります。
その作品は漁夫、船具商としての前半生を反映するように、荒海を航行する帆船や汽船、灯台、セント・アイヴスの港や街の情景などを、ボール紙の切れ端や板に船舶用のペンキや油彩で描いたもので、現代の美術が失った素朴な味わいに満ちています。
ウォリスのイギリス美術界への登場は、ピカソによる税関吏アンリ・ルソーの発見にも比すべきものがあり、ニコルソン、ウッドは一時期、ウォリスに影響されプリミティヴな風景画を描いていたほどです。イギリスでは高く評価されているウォリスの画業ですが、わが国では「芸術と素朴」展(世田谷美術館、1986年)、「セント・アイヴス」展(世田谷美術館ほか、1989年)においてその一部が紹介されたに過ぎません。
本展はウォリスの絵画・素描・オブジェ80点余り、ウォリスを発見したニコルソン、ウッドの作品約10点、および関連資料により、その生涯と芸術の全体像をわが国で初めて紹介しようとするものです。ロマンティックな情感に溢れた船の浮かぶ海景や、愛らしい動物や鳥、小さな家が描き込まれた田園風景は、多くのひとの心を捉えるに違いありません。
- 主催者
- 財団法人東京都歴史文化財団 東京都庭園美術館・東京新聞
- 休催日
- 2月14日、2月28日、3月14日(3月28日は臨時開館)
- 観覧料
- 一般1000(800)円 大学生800(640)円
小・中・高校生および65歳以上500(400)円
( )は20名以上の団体料金
第3水曜日は65歳以上の方無料
未就学児、障害のある方とその介護者1名無料 - 展覧会ホームページ
- http://www.teien-art-museum.ne.jp/
- 展覧会問合わせ先
- テレホンサービス 03-3443-8500
会場情報
東京都庭園美術館 トウキョウトテイエンビジュツカン
TOKYO METROPOLITAN TEIEN ART MUSEUM
- 会場住所
-
〒108-0071
港区白金台5-21-9 - ホームページ
- https://www.teien-art-museum.ne.jp
- 問い合わせ先
- 03-5777-8600 (ハローダイヤル)
登録日:1999年3月31日