ID:20268

日本の伝統衣装―きものを支える人々 人間国宝 細見華岳展

-綴織に心をこめて-

会場

シルク博物館

SILK MUSEUM

会期

2006年4月29日(土) ~ 2006年5月28日(日)

展覧会概要

日本の伝統衣装―きものを支える人々 人間国宝 細見華岳展 ニホンノデントウイショウキモノヲササエルヒトビトニンゲンコクホウホソミカガクテン -綴織に心をこめて-

恵まれた自然風土や四季の移り変わりを慈しむ日本人の美意識は、工芸分野にも活かされ数々の美しい日本の伝統衣装「きもの」を生み出してきました。
優れた絹染織技術の発達とそれを支える人々の弛まぬ努力によりきもの文化は現代に連綿と伝えられています。
本展では綴織の重要無形文化財保持者、人間国宝、細見華岳の昭和から平成に至る綴織帯作品など約50点を展示公開します。
細見華岳は1922(大正11)年兵庫県に生まれ、京都西陣の波多野諦観に師事し、綴など各種の織の技術を学びました。現役召集、戦後のシベリヤ抑留など厳しい体験を経て無事帰還し、再び織の仕事を続け、1949(昭和24)年に独立し綴織工房を持ち、独立後は喜多川平朗、森口華弘に指導を受けながら、社団法人日本工芸会に所属し、綴・絽・紗・交織などの様々な織技法作品を日本伝統工芸展を中心に発表してきました。
研ぎ澄まされた指の感覚と豊かな感性に基いた高度な製織技術を駆使して制作される、現代的で気品に満ちた温雅な作風は芸術性あふれるものとして高く評価されています。
重要無形文化財保持者作品を公開するこの機会に多くの方々に日本の伝統きもの文化を彩る綴織の優雅な魅力を堪能し、「きもの」を身近なものとして見直していただくことができましたら幸いです。また併せて絹の需要増進に寄与することを目的に本展を開催いたします。

展示内容
◇綴織帯など 約80点
◇下図・制作工程など

主催者
シルク博物館
休催日
月曜日
観覧料
一般700(600)円 65歳以上300(200)円
高・大学生 200(150)円 小・中学生100円(50)円
( )内は、20人以上の団体料金
きものでご来館の方は団体割引料金
展覧会ホームページ
http://www.silkmuseum.or.jp/
展覧会問合わせ先
045-641-0841

会場情報

シルク博物館 シルクハクブツカン

SILK MUSEUM

会場住所
〒231-0023
横浜市中区山下町1 シルクセンター2階
ホームページ
https://www.silkcenter-kbkk.jp/museum/
更新日:2010年11月17日
登録日:1999年3月31日