花をさがして(仮称)

花をさがして(仮称) ハナヲサガシテ(カショウ) いけばな草月流から発する新しい植物のメッセージ(仮称)

本展は、「観客の参加」型形式が特徴です。観客を深く引き込み、巻き込んでしまう「仕掛け」としての展覧会です。日本の伝統文化であるいけばなに端を発し、植物による立体のさまざまなバリエーションを展開し続けてきた草月の活動。それは植物素材の魅力にとりつかれた作り手たちが探求してきた表現の集積です。たんぽぽの綿毛という素材に着目して、くる年もくる年も何万個もの綿毛を採集し、幻想的な空間を発表してきた杉田光江。初代家元蒼風に師事し、1975年以降一貫してユーモラスな杵形の作品をつくりつづけてきた上條蓉芳。匿名性を持つ集団として、従来の作品発表の場や手法も逸脱し、植物の増殖のように活動をひろげている「あんぐりだ」。この作家たちによる「いけばな展」を超えた「植物空間」を展開します。植物の迫力と草月流いけばなの新たな感性のぶつかりを、さらに大きく発信していく試みです。「花をさがして」というタイトルには観客が物理的に作品を鑑賞することを超越して、自分の中に起こった変化、心の中の花を感じてほしいという意味が込められています。

主催者

財団法人草月会

休催日

日曜日

観覧料

一般500円、学生400円、中学生以下無料 身体障害者手帳をお持ちの方無料、付き添いの方半額料金、10名以上の団体は100円引き

展覧会ホームページ

http://www.sogetsu.or.jp

展覧会問合わせ先

文化事業部

草月プラザ ソウゲツプラザ

SOGETSU ART MUSEUM

会場住所

〒107-8505
港区赤坂7-2-21