ID:11504

高僧の書

-日本仏教の祖師たち-

会場

京都国立博物館

Kyoto National Museum

会期

2006年11月15日(水) ~ 2006年12月24日(日)

展覧会概要

高僧の書 コウソウノショ -日本仏教の祖師たち-

わが国における高僧の書のはじまりは、弘法大師空海にあるといっても過言ではありません。後世における影響の多大さのみならず、書道史上における空海の偉大さは三筆の一人にも挙げられることからも多言を要しません。
空海の書では、「灌頂歴名」(国宝、神護寺蔵)を展示いたします。これは、伝教大師最澄の名も見えることから歴史上も有名な記録ですが、もともとこの記録は空海の手控えとして書かれたと思われます。ということは、人目に触れることを意識せずに書かれたということになりますから、空海のつねの字が見て取れる作品ということになります。また源信らの署名がある「霊山院釈迦堂毎日作法」(重文、聖衆来迎寺蔵)なども人目を意識しない書であるといえます。
鎌倉時代では、高山寺の明恵の篤い釈迦信仰が、仏教の故郷、天竺(印度)への思いを駆り立てます。そして、親鸞は晩年の二十年ぐらいを費やして、主著『教行信証』の推敲を重ねています。これらによって、仏道を求め、研鑽を積み、自らの信仰を獲得した足跡を目の当たりにすることができます。
これら歴史に名を留めた高僧たちの書を心ゆくまでご鑑賞ください。

休催日
月曜日(月曜日が祝日の場合は開館し、翌火曜日休館)
観覧料
大人500(400)円 大学・高校生250(200)円 中学・小学生 無料
( )は団体20名以上
中学生以下の方をお連れの場合、観覧料の割引があります
無料観覧日(平常展示のみ)毎月第2・4土曜日
展覧会ホームページ
http://www.kyohaku.go.jp/
展覧会問合わせ先
075-525-2473(陳列案内) 075-541-1151(代表)

会場情報

京都国立博物館 キョウトコクリツハクブツカン

Kyoto National Museum

会場住所
〒605-0931
京都市東山区茶屋町527
ホームページ
https://www.kyohaku.go.jp/
更新日:2010年10月8日
登録日:1999年3月31日