タイトル等
加守田章二と竹内彰展 大甕陶苑からの出発
大甕陶苑からの出発
会場
日立市郷土博物館
会期
2006-03-21~2006-05-14
休催日
月曜日(ただし4月10日と5月1日は開館)
開催時間
9:30-16:30(入館は16時まで)
観覧料
一般 300円(20人以上の団体は1人150円)
高校生以下と65歳以上は無料
主催者
日立市郷土博物館
概要
1937年(昭和12)に日立製作所が社内外の文化向上を目的にひらいた大甕陶苑は、戦後になってより本格的な陶房として操業すべく、1956年(昭和31)に京都市立美術大学(現・京都市立芸術大学)に技術員の紹介を依頼しました。そうして日立へやってきた若き陶芸家が、加守田章二と竹内彰でした。近代陶芸の先駆者であり民芸運動との関わりも深かった富本憲吉に京都市立美術大学で指導を受けた加守田と竹内は、同大学工芸科陶磁器専攻の最初期の卒業生であり、いわば戦後の陶芸の担い手となるべく送りだされた人たちでした。大甕陶苑での二人は会社にちなむ作陶を行うとともに、各々の作品を制作・発表しはじめます。やがて加守田はより自由な作陶をもとめて益子へ移り、竹内は日立に残って伝統的な要素を持つ政策をつづけました。
その後の二人はそれぞれに新しく、現代的な陶芸作品を発表していきました。そして、加守田は土の生命感と有機的な色彩・文様をきわめた独自の境地を深めながら1983年に歿し、竹内は伝統的な陶芸を起点に南米の古代文化などから触発されたあらたな世界を日立において展開しつつ2002年に世を去っています。
この展覧会は、日立市の大甕陶苑から出発して工芸美と造形性の両立をめざした加守田章二と竹内彰という二人の陶芸家の生涯にわたる作品を紹介し、現代陶芸の一断面をかいま見ようとするものです。またさらに、2002年に長い歴史の幕を閉じた大甕陶苑の陶業についてもあわせてご紹介します。
ホームページ
http://www.city.hitachi.ibaraki.jp/index.html?id=7
展覧会問合せ先
050-5528-4923(直通)
会場住所
〒317-0055
茨城県日立市宮田町5-2-22
交通案内
■お車でお越しの場合
常磐自動車道日立中央ICから日立市郷土博物館まで車で約10分。

■電車でお越しの場合
JR常磐線日立駅中央口下車。駅前からバスに乗車し、「神峰公園口」バス停下車。徒歩で約1分。
ホームページ
http://www.city.hitachi.lg.jp/museum/
茨城県日立市宮田町5-2-22
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