タイトル等
常設展 第1期 記憶の封印
会場
高松市美術館
会期
2005-04-02~2005-06-05
休催日
月曜日(但し、休日と重なる場合はその翌日)
開催時間
火~金曜日 9:30~19:00 土、日、祝 9:30~17:00(入室はいずれも閉館30分前まで)
観覧料
一般 200円(160円)/高・大生 150円(120円)/小・中生 無料
※( )内は20名以上の団体料金
主催者
高松市美術館
概要
行き続ける限り私たちのなかに蓄積されていくおびただしい量の「記憶」。しかしひとくちに記憶といっても、そのあり様はさまざまで、忘れ去られる記憶もあれば、終生残り続ける記憶もありますし、個人的な記憶もあれば、集団が共有する記憶もあります。人間以外の動物にも記憶はあるかもしれませんが、これほどまでに記憶の活動を高度に発達させ、また記憶を大切にし、逆に記憶に悩まされる動物は、いうまでもなく、人間をおいて他に存在しません。
ところで、古代ギリシャの伝説には、次のような話があります-コリントスのある娘は、朝になると恋人が去って行くので、その面影をとどめるため壁に映った恋人の横顔の影を炭でなぞりました。そして娘は恋人のいない間、その絵を見て心を慰めたのでした-絵画の起源として語られるこのエピソードはもちろん伝説にすぎませんが、「美術」が「記憶」をとどめるための装置として、古来より機能してきたことをあらためて思いおこさせます。
このたびの展示では、高松市美術館所蔵品のなかから、さまざまな手法で「記憶」をそれ自身のなかに封じ込めた現代美術作品をご紹介します。展示されるのは、自身のシベリア抑留の記憶を題材にした香月泰男「業火」、個人的な記憶の提示でありながら見る者に既視感を抱かせる木村光佑のシルクスクリーン作品、記憶の記録行為としての「日記」を写真と版画を組み合わせた独自の手法により展開した野田哲也の「日記」シリーズ、遠景による独自のスタイルにより非現実的なまでに詩情にみちた世界をつくりあげる野口里佳の写真作品、写真のもっとも原始的な手法であるピンホールを用いて大都会の風景を小さな画面に封じ込める山中信夫の写真作品など、7作家による作品30点。「記憶」をキーワードに日本の戦後現代美術を読み解く本展覧会をぜひお楽しみに。
ホームページ
http://www.city.takamatsu.kagawa.jp/kyouiku/bunkabu/bijyutu/
展覧会問合せ先
高松市美術館 Tel. 087-823-1711
会場住所
〒760-0027
香川県高松市紺屋町10-4
交通案内
■ 車で
高松中央ICから
県道43号線を北へ約4km、県道155号を西へ約1km、国道11号を北へ約1km 美術館通りへ

高松西ICから
県道178号を北へ約2km、国道11号を東へ約4km、上天神交差点を北に約4km 美術館通りへ

■ 飛行機で
高松空港から
高松空港リムジンバス 「兵庫町」下車 約30分 750円 徒歩約4分

■ 電車で
JR 高松駅から
徒歩約15分 中央通りを南へ

ことでん 片原町駅から
徒歩 片原町商店街、丸亀町商店街を約10分

■ バスで
・JR高松駅から ショッピング・レインボー循環バス西廻り
「紺屋町」下車 150円 徒歩約3分

・JR高松駅から 東方面下り、南方面下りほか(通勤特急など除く)
「紺屋町」下車 150円 徒歩約3分

・JR高松駅から まちバス
「丸亀町参番街」下車 100円 徒歩約3分

・高速バス
「県庁通り」下車 徒歩 約8分 中央通りを北へ

■ 自転車・バイクで
無料地下駐輪場
美術館通り(美術館北側の通路及び、美術館西側の通路) からスロープを下った位置に入口がございます。
ご利用時間は、美術館の開館時間に準じます。
大型二輪でお越しの方は、駐輪場をご利用いただけません。受付までお申し出下さいませ。
ホームページ
https://www.city.takamatsu.kagawa.jp/museum/takamatsu/
香川県高松市紺屋町10-4
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