タイトル等
前田政雄展
知られざる画業の全貌
会場
北海道立函館美術館
会期
2006-01-21~2006-03-21
休催日
月曜日、2月21、22日(展示替のため)
開催時間
午前9時30分-午後5時(ただし入場は午後4時30分まで)
観覧料
一般500(400)円、高大生300(250)円
※( )内は前売りおよび10名以上の団体料金
※小・中学生、65歳以上の方等の観覧は無料
主催者
北海道立函館美術館、NHK函館放送局、北海道新聞社
概要
前田政雄(明治37/1904~昭和49/1974)は、函館に生まれ、平塚運一の知遇を得て上京、その門下で版画を学び、昭和初期の創作版画運動のなかで頭角を現します。その後も国画会や日本版画協会を主な舞台に、おおらかな構図による重厚で広がりのある風景木版画を数多く制作、日本の近代版画史に足跡を残しています。
故郷の北海道でも、戦前、まだ道内では数少なかった版画家として北海道美術協会(道展)に出品、戦後に入っても、全道美術協会(全道展)の会員として参加、さらには北海道版画協会の結成に際して尽力するなど、その美術界に貢献しました。また、函館でも、地元の美術団体、赤光社展の会員として、指導的な役割を果たしています。
その作品は、平塚運一の影響が色濃い初期のものから、昭和15年ころから取り組み始めた山岳風景、晩年の重要なモチーフとなった古刹のシリーズなど、生涯を通じて、そのほとんどが風景を題材としたものです。そこで前田は、一貫して日本的な美を追求してきたのです。
しかし、作家の没後、子どもがいなかったためか作品が散逸、生前の活躍に比して、その画業は徐々に忘れられ、断片的な作品紹介がほとんどで、画業の全体像が紹介されることはありませんでした。ところが、当館では、このほど下絵、版木なども含めた約400点以上の作品を新たに収集、その画業を通して見ることができるようになりました。本展では、こうした当館のコレクションを中心に、前後期で大きく展示を換えることで400点を超える作品を展示、全国で初めて前田政雄の画業を本格的に回顧します。

前期:1月21日(土)~2月19日(日)

後期:2月23日(木)~3月21日(火)
ホームページ
http://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/hbj
展覧会問合せ先
函館美術館 Tel.0138-56-6311
会場住所
〒040-0001
北海道函館市五稜郭町37-6
交通案内
市電
「函館駅前」から 湯の川方面乗車
「五稜郭公園前」下車 徒歩7分

バス
「函館駅前」から 函館バス5-1、6-2、50、59、60、105系統、106ループ27、130系統乗車
「五稜郭公園入口」下車 徒歩3分

タクシー
JR函館駅より 約10分
函館空港より 約20分

※当館ご利用の方は駐車場料金が2時間まで無料になります。
ホームページ
https://artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp/hbj
北海道函館市五稜郭町37-6
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