世界遺産、アンコールワットの秘宝を展覧-
1992年、ユネスコの世界文化遺産に登録されたアンコールの遺跡群。日本をはじめ多くの国々が、アンコールの保存、修復に携わり、遺跡から発掘された膨大な量の品々は、現在プノンペン国立博物館に所蔵されています。本展では、アンコール・ワットをはじめとする遺跡群から発見、発掘されたブッダ像、シヴァ神、女神像といった石製、青銅製の神仏像や仏具、建築装飾やレリーフなど、日本初公開の作品を含む約80点を一堂に展覧します。
アンコールワットとは-
アンコールワットとは「寺院によって作られた町」を意味します。ヒンドゥー教の霊廟寺院として1113年から30年以上もの歳月をかけて建築され、その後さらに建造物が建てられて、16世紀中頃に現在の姿が完成されました。アンコール・ワットの寺院、僧院にはヒンドゥーの神々や仏像が安置され、人々の信仰のよりどころだったのです。