台東区には、340あまりの寺院、44もの神社が存在します。この数は東京23区の中では群を抜いて多く、台東区独自の町並みを形成しています。そしてこれら寺院、神社には彫刻、絵画、歴史資料、石造物など多くの文化財がよく残され、歴史と文化の深さを伝えています。
台東区は昭和62年7月に文化財保護条例を施行し、これらの文化財を調査して保護・活用に努めています。「台東区のたからもの」展は、これらの台東区の文化財を中心に、4つのテーマにわけて展示します。台東区の歴史と文化の深さ、そして身近に存在する文化財を過去から現在まで伝えた先人の思い、そしてこれから未来へと伝えていく私たちの役割について改めて考えて頂きたいと思います。通常は非公開の文化財がほとんどですので、この機会にぜひご覧ください。