日本の風景を中心に清澄な風景画の世界を確立した東山魁夷(1908ー1999)。
自然の美しさに感動し、日本各地で取材し描き出したその風景美は、多くの人々に愛されています。また画家は若き日に留学したドイツや北欧を題材としており、わが国特有である日本
画の表現手段を用いて描いたそれらの作品は、「芸術に国境はない」ことがうかがえます。
日本画家・東山魁夷が描いた日本列島「東西」の四季の美しさと、「東西」洋の風景美。列島のほぼ真ん中に位置する愛知県で開催される万博と時をあわせて、自然の尊い美しさと芸術美の世界ー東山魁夷の代表作と習作全四九点による展覧会を開催いたします。