セイコーエプソン元社長服部一郎(1932~1987)は、国際経済活動に諸外国を飛び回るかたわら、特にフランス絵画に心を寄せ、蒐集に精力をかたむけてきました。日常的な情景や親しみのある画題、明るい色彩などが特徴的な収集品からは、生きる喜びや人間への愛を大切にした服部一郎の人柄を偲ぶことができます。
本展では、ルノワール、テレスコヴィッチ、デュフィなどの他、現在も活動を続けるクラーヴェやクリストの作品も展示致します。20世紀の絵画に広く関心を寄せた服部一郎の芸術との関わりに注目しながら、改めてそのコレクションをご紹介いたします。