タイトル等
土門拳「酒田山王祭り」
会場
土門拳記念館
会期
2005-04-25~2005-05-12
休催日
無休
開催時間
9:00~16:30
観覧料
一般:420円(20名以上360円)
普通会員券:2,100円
特別会員券:10,500円
会員券は、1年間有効
概要
明治42年生まれの土門拳は、大正5年(6歳)に家の事情で酒田を離れ、以後40年あまり酒田を訪れたことは全くありませんでした。昭和30年7月に本間美術館で個展を開いた際にも、酒田に来ることはなかった土門拳でしたが、翌々年の昭和32年、雑誌「婦人画報」の企画で酒田山王祭の撮影があり、幼い日の上京後初めてふるさと酒田の地を踏むことになりました。
酒田に滞在したのは、5月18日から22日までのわずか5日間でしたが、前もって山王祭に詳しい方から祭りのしきたりを充分聞き出し、祭りの前日の神宿(とや)渡しの行事から始まって、祭りの細部まで、とても熱心に約600枚の写真を撮ったといわれております。
当時、案内役兼助手となった地元アマチュア写真家の方によれば、土門拳はニコン・ライカ・ミランダの3台のカメラを首から下げて、機関銃のような勢いで写しまくり、助手の方のフィルム装填が間に合わないほどだったそうです。また、神宿の前が十字路で、信号機も交番もあるのに、まったく無視して撮りまくられるのには冷や汗ものだったということです。
台町(現日吉町)で、子供の時に暮らしたという桜の木のある家はないかと捜しましたが、40年前の家の面影はどこにも残ってはいませんでした。ただ、近所の靴職人の老人が幼年時代の土門拳を記憶していて、「おめだがや、あの鼻たれの、きがね小僧っ子は(おまえだったのか、あの鼻水をたらした、勝気な男の子は)」と懐かしそうに話したそうです。
これらの作品は、一部が出版物に掲載された以外にはあまり発表されていません。土門拳記念館では、平成12年の5月初めてプリントを一般公開し、今回2度目の展示になります。
神事、祭り行事、御神輿、奴振り、芸者さん、こどもたち、酒田の町並み…。今から、48年前の5月に土門拳が写したふるさと酒田の姿は、きっと懐かしいものばかり。活気ある酒田のお祭り風情があふれています。
ホームページ
http://www.domonken-kinenkan.jp/
展覧会問合せ先
財団法人 土門拳記念館 Tel.0234-31-0028
会場住所
〒998-0055
山形県酒田市飯森山2-13 (飯森山公園内)
交通案内
[飛行機の場合 (ANA)]
羽田空港―庄内空港:約60分

[電車の場合 (JR線)]
東京―新潟―酒田 (上越新幹線―羽越本線):約4時間

[お車の場合]
日本海東北自動車道―酒田ICより 約5分
(飯森山公園内駐車場をご利用ください)

◎ 酒田駅より
タクシー:約10分 / バス:約16分 (土門拳記念館 下車)

◎ 庄内空港より
タクシー:約20分 / バス:約30分 (東北公益文科大学 下車)
ホームページ
http://www.domonken-kinenkan.jp/
山形県酒田市飯森山2-13 (飯森山公園内)
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