タイトル等
所蔵作品展 Ⅰ人間国宝の花 Ⅱ近代工芸の百年
会場
東京国立近代美術館工芸館
会期
2005-03-08~2005-04-17
休催日
月曜日(ただし3月21日開館、3月22日休館)
開催時間
午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
観覧料
一般200(100)円、大学生70(40円、高校生40(20)円
※( )内は20名以上の団体料金
※無料観覧日=4月3日
主催者
東京国立近代美術館
概要
Ⅰ「人間国宝の花」
[人間国宝・巨匠コ-ナー]では、春の趣向で人間国宝による花の作品を特集します。蒔絵の松田権六や染色の芹沢銈介らは花を図案意匠とし、あるいは白磁の井上萬二や?漆の増村益城らは花のかたちを主題として日本の豊かな風情を表しています。そうした優れた伝統のわざと創作性が発揮された作品約25点を陳列いたします。

Ⅱ「近代工芸の百年」
日本の近代工芸の流れを所蔵の優品によってたどります。近代社会が国内事情だけでなく国際的動向とも連動してたくましく発展してきたのと同様に、近代工芸もまた、保守的傾向と革新的な指向とが拮抗しながら、大きな展開と多様な創造を達成してきました。

万国博覧会や輸出工芸の明治時代を彩った初代宮川香山の高浮き彫りの花瓶や七代錦光山宗兵衛の色絵の作品をはじめ、近代的な芸術的個性を誕生させた板谷波山や富本憲吉、昭和初期頃の欧米の芸術思潮に影響を受けた高村豊周や内藤春治らのいわゆるモダニズムの工芸家たちや民藝運動を推進させた河井寛次郎や浜田庄司、バーナード・リーチらの作品、また古典復興を図った石黒宗麿や北大路魯山人らは戦後に大きく個性的創作を開花させました。戦後には、社会経済の復興と思考表現の自由が浸透していくなかで、デザインという新たな思考と融合した生活工芸やクラフトの創造、走泥社に代表される前衛的な工芸の表明があり、また伝統工芸が人間国宝を中心にして大きな潮流となる一方で、1960年代には造形への意識を高めた工芸の高揚がありました。さらに1980年代以降現代にいたって、拡張する現代工芸は、伝統素材や技法、器物性といった工芸的要素を見直しあるいは現代美術的思考への同調を示しながら、高度な様式美と多様化を現してきました。ここではそうした運動や重要な展開を示す作品約90点を陳列いたします。
ホームページ
http://www.momat.go.jp/
展覧会問合せ先
Tel.03-5777-8600(ハローダイヤル)
会場住所
〒102-0091
東京都千代田区北の丸公園1-1
交通案内
東京メトロ 東西線 竹橋駅 1b出口より 徒歩8分
東京メトロ 半蔵門線・東西線・都営新宿線 九段下駅出口2より 徒歩12分
ホームページ
https://www.momat.go.jp/cg/
会場問合せ先
03-5700-8600 (ハローダイヤル)
東京都千代田区北の丸公園1-1
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