人類は、太古から現代に到るまでつねに自然の恵みを大きく受けてきました。しかし人類が一方的に自然の恩恵をさずかってきたのではなく、人と自然の関わりの中で築かれてきました。農業などを通じて人間が自然の叡智をもとめつつ深く関わることによって、自然もまた、いっそう豊かな姿を現してきたからです。
2005年3月より開催される「愛・地球博」では、まさに未来における人と自然の関わりのありようが提示されるでしょう。
本展では、きたるべき日本万国博覧会にむけて、トヨタ自動車の所蔵する洋画作品のなかから人と自然のやさしくふれあう姿を描いた画家21人の21点の洋画作品を展覧いたします。