当館は、林業家中野皖司氏が約25年にわたり収集した美術品を基に、昭和59年に財団法人中野美術館として開館されました。
当館コレクションは、日本画では村上華岳や入江波光など国画創作協会会員の作品を中心に、洋画では須田国太郎をはじめ、浅井忠、岸田劉生、小出楢重、村山槐多、国吉康雄、鳥海青児など明治、大正、昭和期の代表的な作家たちの作品を中心に収集されたものです。
また、開館以降さまざまな展覧会を開催していく中で、冨田溪仙などの日本画コレクションを補完する一方、新しいジャンルである銅版画の長谷川潔や駒井哲郎などの作品の収集にも努めて参りました。
この展覧会は、中野美術館20年の歩みを辿ろうとするものであり、館蔵品の中から珠玉の80点を精選し、前・後期総入替えにより展示いたします。
前期=平成16年9月10日(金) ~ 10月17日(日)
後期=平成16年10月26日(火) ~ 12月5日(日)