タイトル等
没後30年 香月泰男展
<私の>シベリア、そして<私の>地球
会場
石川県立美術館
会期
2004-09-25~2004-10-24
休催日
会期中無休
開催時間
午前9時30分~午後5時[入場は午後4時30分まで]
観覧料
一般800円(650円) 大学生600円(500円)、高中小生300円(200円)、( )内は20名以上の団体料金
概要
香月泰男は1911(明治44)年10月、山口県三隅村(現三隅町)に生まれました。少年時代から画家を志し、東京美術学校(現・東京芸術大学)を卒業。北海道の旧制中学、下関の高等女学校の美術教師を勤めながら、国画会展や文部省美術展に出品しました。しかし、1943年に召集され、満州へ行き、ハイラルで軍隊生活を送りました。45年の敗戦でシベリアの収容所へ送られ、ナホトカから舞鶴に帰国するまでの2年ほどの間に、3ヶ所の収容所で飢餓と強制労働、極寒の生活を強いられました。その体験がのちに、彼の代表作になる<シベリア・シリーズ>を生み出させました。
また、香月の画業のもう一つの柱となる作品群は、彼の帰省後、「<私の>地球」と称した“三隅”での暮らし中で目にした、何気ない自然の景観、草木や鳥たち、台所の風景などを題材としたものです。また、<シベリア・シリーズ>を描くうえで模索し、そして作り出された、香月ならではの“美しい黒”の絵の具は、こういった数多くの作品群にも効果的に用いられます。
本展では、香月の初期から晩年までの代表作や<シベリア・シリーズ>の全57点の油彩作品、さらに戦場から家族へ宛てた絵はがき≪ハイラル通信≫、水彩、素描、陶画類に、おもちゃ、テラコッタなどの小彫刻からなる多様な造形世界も紹介します。
ホームページ
http://www.ishibi.pref.ishikawa.jp
展覧会問合せ先
076-231-7580
会場住所
〒920-0963
石川県金沢市出羽町2-1
交通案内
●金沢駅北陸鉄道バスターミナル東口0番乗場「城下町かなざわ周遊号」県庁前(石浦神社前)下車徒歩5分
●金沢駅東口からタクシーで約4㎞、15分
石川県金沢市出羽町2-1
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