今から約450年前の1551(天文20)年、キリスト教宣教師フランシスコ・ザビエルが当時府内と呼ばれていた大分の町を訪れ大友宗麟と面会しました。
ザビエルは約2ヶ月間府内で布教を行った後、入港中のポルトガル船がインドへ帰るのに合わせ、府内を離れています。ザビエル自身の活動は短かったものの、後に府内は日本におけるキリスト教布教の地拠点となりました。
大友氏館跡を含め、その府内の町は、最近の発掘調査により、16世紀後半には日本を代表する国際貿易都市であったことが明らかになっています。
本特別展では豊後のみならず日本各地でキリスト教と貿易を通じて花開いた南蛮文化を美術品、歴史資料、考古資料等約120点によってご紹介いたします。