タイトル等
令和五年度 秋の特別展
武者小路実篤の本をめぐる物語
会場
調布市武者小路実篤記念館
会期
2023-10-14~2023-11-26
休催日
*月曜休館
開催時間
午前九時~午後五時
観覧料
大人 二〇〇円 小・中学生一〇〇円
主催者
一般財団法人調布市武者小路実篤記念館
概要
武者小路実篤は生涯に800冊を超える著書を刊行しています。
その中でも、洛陽堂から刊行した初期の本や、書店を介さず読者に直接届けた我孫子(あびこ)刊行会本、代表詩集『無車詩集』などは、実篤自身が出版に深く関わりました。これらの本からは、無造作と思われがちな実篤としては意外なほどのこだわりが見えてきます。
やがて実篤が評価を得ると、『友情』の無断出版騒動、藝術社版全集の資金の持ち逃げなど、本をめぐって事件も起きています。青年書房の『愛と死』など100版を超える本や、『燃ゆる林』のようにわずか5日や10日で次々増刷された本など、一つ一つを見ていくと実篤の評価や出版のありようが浮かび上がってきます。また、実篤から誰かへ、誰かから実篤へ、白樺同人はじめ谷崎潤一朗、小林秀雄ほか多くの人々と交わした献辞が書かれた本が多く残り、そこには広い交友があり、それぞれが込めた思いがあります。
一冊一冊が持つ知られざる物語をひもとき、「本」の魅力を味わっていただくとともに、そこから時代背景や実篤の交友を紹介します。
イベント情報
10.28(土)[講座]
「美愛真」の地平をもとめて
―武者小路実篤の文学と悲願
最も崇高なるものは「美愛真」であると語る実篤。言葉への信頼が失われつつある時代において、人類と自然の可能性を信じた実篤の文学を味わい直します。
[講師]若松英輔氏(批評家・随筆家) [時間]午後1時30分~3時
[会場]調布市教育会館2階会議室(京王線調布駅より徒歩5分)
[定員]60名 [参加費]110円 [申込み]10月14日(土)必着
[申込み方法]往復はがきの往信面に①講座名、②応募者全員の氏名(ふりがな)、③年齢(任意)、④郵便番号、⑤住所、⑥電話番号、返信面にご自身の宛先を明記の上、締切日必着で実篤記念館まで。1枚のハガキで2名まで応募可。応募者多数の場合、抽選。

10.20(金)、11.19(日) 展示解説
[時間]午後1時30分- *45分間程度 [解説]伊藤陽子(本展担当学芸員)
[会場]調布市武者小路実篤記念館・展示室 [申込み]不要。当日、直接会場へ *入場料のみ
会場住所
〒182-0003
東京都調布市若葉町1-8-30
交通案内
<京王線>
仙川駅 または つつじヶ丘駅下車 徒歩10分

<小田急線>
成城学園前駅より 「調布駅」、または「神代団地」行バス、稲荷前下車 徒歩5分

<お車の場合>
周辺道路が狭いため、中・大型バスをご利用の場合は事前にお問い合わせください。
ホームページ
https://www.mushakoji.org
東京都調布市若葉町1-8-30
Webcat plus 展覧会タイトル等から関連資料を連想検索