タイトル等
とびたつとき
池田満寿夫とデモクラートの作家
会場
宇都宮美術館
会期
2023-04-30~2023-06-18
本展および関連イベントにつきましては、新型コロナウイルス感染症の感染予防・拡散防止のために、中止もしくは延期など変更になる可能性があります。 なお、開館する場合でも入場制限等の措置を講じる場合がございます。 最新の状況は、当館のホームページなどを通じて、随時お知らせいたします。
休催日
毎週月曜日(5/1,5/8, 5/15,5/22,5/29, 6/5, 6/12)
開催時間
午前9時30分~午後5時
(入館は午後4時30分まで)
観覧料
一般 1,000円(800円)、高校生・大学生800円 (640円)、小学生・中学生600円 (480円)
※()内は20名以上の団体料金
※身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳の交付を受けている方とその介護者(1名)は無料。
宇都宮市在学または在住の高校生以下は無料です。 宮っ子の誓いカードまたは学生証をご提示ください。
※毎月第3日曜日(5月21日、6月18日)は 「家庭の日」です。 高校生以下の方を含むご家族で来館された場合、企画展観覧料が一般・大学生は半額、高校生以下は無料となります。
主催者
宇都宮美術館
協賛・協力等
協力:広島市現代美術館、 和歌山県立近代美術館
概要
池田満寿夫が1997(平成9)年に亡くなって四半世紀がたとうとしています。彼の版画作品がどれほどまでに世界で評価され、また彼が芸術家としての道をどれだけ情熱的に歩んだか、今日あらためて問いかけることには大きな意味があると思われます。
池田満寿夫は1934(昭和9)年に旧満州国・奉天で生まれ、終戦の年に父母とともに長野に引き揚げました。高校を卒業後、画家を志して上京し、東京藝術大学を3回受験するも失敗。そうした頃、1955年に靉嘔(あいおう)に出会い、彼を通じて瑛九(えいきゅう)や久保貞次郎を知ることになります。瑛九はデモクラート美術家協会を創設し、大阪・東京の若き作家たちのリーダーとして大きな影響力を持つ人物でした。また久保は「創造美育」運動の主宰者であり、版画のコレクター、そして美術評論家でもありました。久保は栃木県真岡市の自邸に作家たちを集め、コレクションを囲んだ芸術談議で彼らの版画への情熱を引き出し、その活動を支えていきます。
デモクラートの作家たちは多くの人に見てもらえる版画の制作に力を入れ、瑛九から版画をすすめられた池田もデモクラートの最若手のひとりとして活動に参加しました。そして関西を拠点とする泉茂ら版画家たちとの交流を深め、自身も久保の後援により銅版画の制作に打ち込んでいきました。
戦後、国力を回復してきた日本は、初の国際現代美術展として1957(昭和32)年に第1回東京国際版画ビエンナーレ展を開催します。池田とデモクラートの多くの作家たちが同展に出品、入選し、彼らの飛躍の一歩となりました。その後も若い作家たちは版画の可能性を拓く制作活動を続け、なかでも池田の作品は1966年のヴェネチア・ビエンナーレで版画部門国際大賞を受賞するなど国際的な評価を受けて脚光を浴びていきます。
本展では、1950年代から1966年頃までの池田満寿夫の作品とともに、池田が影響を受け、また交遊のあった作家の作品を紹介し、当時世界を席巻した日本の版画をふりかえります。
イベント情報
●講演会「版画を始めたころの思い出」
講師=山本容子(銅版画家)
日時=5月28日(日)
午後2時から3時30分(会場は午後1時30分)
会場=宇都宮美術館 講義室
企画展チケットをお求めください。先着150名

●担当学芸員による見どころガイド
日時=5月13日(土)、5月27日(土)、6月10日(土) 午後2時から
※企画展チケットをお求めのうえ、講義室にお集まりください。
展示替え情報
※会期中、一部作品の展示替を行いなす。
ホームページ
http://u-moa.jp/exhibition/exhibition2.html
会場住所
〒320-0004
栃木県宇都宮市長岡町1077
交通案内
自動車をご利用の場合
東北自動車道「宇都宮インターチェンジ」から約10km、「鹿沼インターチェンジ」から約14km。
北関東自動車道「上三川インターチェンジ」から約19km。

鉄道・バス等をご利用の場合
JR東北新幹線「JR宇都宮駅」下車、JR宇都宮駅西口5番バス乗場から関東バス「豊郷台・帝京大学経由宇都宮美術館」行き終点下車(約25分)
JR宇都宮駅よりタクシーをご利用の場合は約20分。
ホームページ
http://u-moa.jp/
栃木県宇都宮市長岡町1077
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