時代を超えて輝くデザインで味わう、「眼の楽しみ」
グラフィックデザイナー・田中一光(1930-2002)は、日本、そして世界を舞台にグラフィックデザイナーとして活躍しました。幼い頃から奈良の歴史と文化に親しんで育ち、京都での学生時代を経て、大阪でデザイナーとしての出発を果たすと、その後は東京へと活動の場を移していきました。その経歴は日本のグラフィックデザインの黎明と発展に重なるような道のりでもありました。2022年には没後20年を迎え、その業績は現在もなお世界のデザインに影響を与えています。
本展覧会では膨大な田中一光の業績の中から、ポスター・グラフィックアートといった作品を中心に、デザインと社会の密接な関係を示すロゴマークなど数々の業績を通じて、時代と共に歩み、魅力を増し続けるそのクリエイティブな活動を紹介するものです。田中一光の目にした人を刺激してやまない創造のエネルギーを感じてください。