ポーランドの首都ワルシャワにあるヨハネ・パウロ2世美術館のポルチェンスキ・コレクションは、中世から近代までの西洋絵画の流れをたどることができる充実したものとなっています。
本展では、その中からクラーナハ(子)レンブラント、ナティエ、ブーグローなど、16世紀ルネサンスからバロック、ロココ、アカデミー絵画に至るまでの巨匠たちが女性を描いた絵画61点を、〈母と子〉〈神話と伝説〉〈肖像〉という西洋絵画の伝統的な主題に基づいた3つの章に分けて紹介します。
何世紀にもわたって描き続けられたこれらの主題に対する、作家や時代ごとに異なるアプローチをご覧いただきながら、それぞれの様式の特徴や作風に注目してお楽しみいただければ幸いです。