タイトル等
2023年度 コレクション展1
〔常設展示室1〕いろいろな線
〔常設展示室2〕金工の美 大須賀喬と大須賀選
会場
高松市美術館
1階常設展示室
会期
2023-04-06~2023-06-18
休催日
月曜日
開催時間
午前9時30分~午後5時
(ただし、特別展開催期間中(4月15日~6月11日の金曜日・土曜日は、午後7時まで)
観覧料
【一般】200円(160円)
【大学生】150円(120円)
【65歳以上・高校生以下】無料
※( )内は20名以上の団体料金
※身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳所持者(または障害者手帳アプリ「ミライロID」提示)は入場無料
※高松市キャンパスメンバーズ制度加盟大学等の学生証所持者は無料
※共通定期観覧券
共通定期観覧券をご利用になると、高松市美術館及び高松市塩江美術館主催の展覧会を、購入日から1年間何度でも鑑賞できます。
令和2年5月5日から令和3年5月3日(臨時休館の前日)までに「共通定期観覧券」を購入した方は、有効期間が延長されます。
販売場所:高松市美術館1階受付及び高松市塩江美術館
販売価格:1枚3,000円(65歳以上 1枚1,500円)
※持参されたご本人のみ有効です。
※他の割引との併用はできません。
※ご購入の際、65歳以上の方は、長寿手帳等、年齢が確認できるものをお持ちください。
主催者
高松市美術館
概要
〔常設展示室1〕いろいろな線
色彩と共に絵画の基本的な構成要素である線。古来より画家は様々な種類の線を用いることで、画面に奥行を発生させ、自身の感情を投影させるなどし、多彩な表現を試みてきました。今回の展示では、線表現に着目しながら当館所蔵の現代アート(10作家15作品)をご紹介します。
例えば、斎藤 義重(1904~2001)は、戦前から戦後にかけて日本の抽象絵画をリードした画家ですが、《カラカラ》(1936年、73年再制作)は日本における最初期の抽象絵画といえるもので、ナイロンの糸を一定の規則のもとで画面に張り合わせることで、線の集積が織りなす斬新な美の世界を生み出しました。
今年生後100年を迎える菅野 聖子(1933~88)は、1960年代に関西の前衛グループ「具体」の一員として活躍し、細かな線の集積による緻密な抽象絵画を描きましたが、詩や音楽や数学など広い分野への関心を反映させることで、独自の展開を遂げました。《母音頌》(1973年)は批評家ユンガーによる母音の働きを論じた文章に影響を受け描いたもので、幅6m以上の大画面におびただしい数の直線や曲線が規則性を伴って描かれ、静けさと饒舌さが同居するユニークな世界を創出しています。
また法貴 信也(1966~)は《無題》(2008年)において、具象と抽象の間をゆれる有機的な形態を二重線により軽やかなに描き出し、見る者に多彩な想像を促します。
戦前から2000年代までの日本のアーティストたちが描いてきた多彩な線表現の魅力をお楽しみください。なお令和4年度に新たに収蔵された作品の中から4作家による11点の作品も同時にご紹介します。

〔常設展示室2〕金工の美 大須賀喬と大須賀選
令和4年度に大須賀 選(おおすが せん)氏より、ご自身の金工作品22点をはじめとする工芸作品25点をご寄贈いただいたことを記念し、この度の寄贈作品ならびに過去に当館が収集した大須賀 選とその父・大須賀 喬(おおすが たかし)の作品あわせて34点をご紹介します。
大須賀 喬は、1901年、香川県高松市に生まれ、東京美術学校(現東京藝術大学)金工科を卒業しました。在学中より同郷の金工作家・北原千鹿(きたはら せんろく)に師事した喬は、官展を中心に作品を発表、早くから特選を得るなど新進気鋭の金工作家として注目されました。1927年には千鹿と共に自由な表現を標榜した金工家集団「工人社」を設立し、喬は、特に昆虫や植物などの自然をモチーフにした、詩情豊かな作品を作り続けました。
大須賀 選は、1931年、香川県高松市に生まれ、東京藝術大学鍛金専攻科を卒業しました。在学中は三井 安蘇夫(みつい あそお)に師事、鍛金による自在な造形を目指して、独創的な作品を発表しました。1963年第6回新日展で特選・北斗賞を受賞。その後日展審査員をつとめ、1975年会員となりました。この間、光風会、現代工芸美術家協会へと活動の場を広げ、1980年からは日本伝統工芸展を舞合に精力的に制作を続けました。
伝統的な金工の枠を超えながら新しい表現の可能性を探求し、日本の金工界に大きな足跡を残した大須賀喬と大須賀選の表現の軌跡をお楽しみください。
イベント情報
ギャラリートーク
開催日時:
2023年6月3日(土曜日)午後2時30分~
会場:
1階常設展示室
聴講料:
無料(ただし観覧券は必要です)
ホームページ
https://www.city.takamatsu.kagawa.jp/museum/takamatsu/event/exhibitions/exhibition_2023/collection_2023/da_20230406.html
会場住所
〒760-0027
香川県高松市紺屋町10-4
交通案内
■ 車で
高松中央ICから
県道43号線を北へ約4km、県道155号を西へ約1km、国道11号を北へ約1km 美術館通りへ

高松西ICから
県道178号を北へ約2km、国道11号を東へ約4km、上天神交差点を北に約4km 美術館通りへ

■ 飛行機で
高松空港から
高松空港リムジンバス 「兵庫町」下車 約30分 750円 徒歩約4分

■ 電車で
JR 高松駅から
徒歩約15分 中央通りを南へ

ことでん 片原町駅から
徒歩 片原町商店街、丸亀町商店街を約10分

■ バスで
・JR高松駅から ショッピング・レインボー循環バス西廻り
「紺屋町」下車 150円 徒歩約3分

・JR高松駅から 東方面下り、南方面下りほか(通勤特急など除く)
「紺屋町」下車 150円 徒歩約3分

・JR高松駅から まちバス
「丸亀町参番街」下車 100円 徒歩約3分

・高速バス
「県庁通り」下車 徒歩 約8分 中央通りを北へ

■ 自転車・バイクで
無料地下駐輪場
美術館通り(美術館北側の通路及び、美術館西側の通路) からスロープを下った位置に入口がございます。
ご利用時間は、美術館の開館時間に準じます。
大型二輪でお越しの方は、駐輪場をご利用いただけません。受付までお申し出下さいませ。
ホームページ
https://www.city.takamatsu.kagawa.jp/museum/takamatsu/
香川県高松市紺屋町10-4
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