鹿児島睦が日々想う、わたしたちの「まいにち」を感じる、しあわせな時間を。
“役に立たないもの、美しいと思わないものを、家に置いてはならない。”
100年以上前、イギリスの芸術家・思想家、ウィリアム・モリスはこのように言いました。その思想はイギリスからじわじわと世界中に広がり、人々が日々の暮らしに目を向ける、ひとつのきっかけとなりました。時を超え、九州は福岡で、陶芸家・アーティストの鹿児島睦(かごしま・まこと、1967年生まれ)も、人々の暮らしをよりよいものにしようと日々励んでいます。
この展覧会は、陶芸作品を中心に、テキスタイル、版画など多彩な仕事で注目を集める鹿児島睦、初の大規模な展覧会です。会場は、「あさごはん」「ひるごはん」「ばんごはん」の大きなテーブルに、動物や植物を豊かな色で愛らしく描いた約200点の器が並びます。そのほか、ファッション、インテリア、フードなどの領域でのコラボレーションを通じて生まれたプロダクツを、「さんぽ」「おやすみなさい」など、日々の暮らしのシチュエーションで紹介していきます。展覧会図録やオリジナルグッズも多数販売します。